山陽日日新聞ロゴ 2003年8月19日(火)
賑わった津部田盆踊り
 ベッチャー太鼓で最高潮に
踊る人、見る人
 向島町で一番の賑わいを見せ、年々、盛り上がっている
津部田地区社協(半田公典会長)主催の「盆踊り大会」が
15日夜、津部田コミュニティセンターで開かれ、ベッチャ
ー太鼓の演奏もあり、参加者は1500人を越え、例年に
も増して人出が多かった。
 地元、曹洞宗・長福寺、家古谷光現住職らがこの1年間
亡くなった30入近い新仏を供養し読経。会場に新仏の遺影
が飾られ、顔見知りが故人の在りし日の思い出を語り合っ
ていた。
 今や中国地方を代表する太鼓へとバージョンアップした
ベッチヤー太鼓を招聘。中高生メンバーによる「祇園」、
十八番の「ベッチヤー太鼓」、盆踊りにふさわしい「ベッ
チャーサンバ」=写真=など観客を魅了、迫力あるバチ捌
きに酔いしれていた。
 盆踊りはお馴染みの「炭坑節」、地元ソング「向島音頭」。
後半は津部田伝統保存会が太鼓、お囃子で地踊り2つ拍子
の「お夏清十郎」、4つ拍子の「鈴木主水橋本屋白糸」と
夜が深まるにつれ、口説きのノドも冴え渡っていた。
 幼稚園児からお年寄りまで浴衣姿で踊りの輪は広がりを
見せ、日頃の練習の成果もあり、軽快な足捌きで盆踊りを
堪能していた。
 「今年はベッチャー太鼓の演奏もあり、沢山の人が参加
して頂き、大いに盛り上がりました」(半田会長)と話し
ていた。



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