山陽日日新聞ロゴ 2003年7月24日(木)
アメリカからでも
今、何を打ち上げているかがすぐ分かる
 携帯で花火をリアルタイムで
  尾道携帯観光ナビ運営委がやります
ポスター
 今年の「住吉まつり花火大会」は、ケータイを使って世界
中どこからでも見れるという画期的な取り組みが実現する。
世界初の携帯観光ナビシステムが花火でも活躍するもので、
ケータイ中毒の若者にとって忙しい花火見物になるかもしれ
ない″花火新時代″の到来をも予感させる現代風ニュースだ。

 尾道携帯観光ナビシステム運営委員会(徳永修委員長)の
PR資料は次の通り。
 『今年の住吉花火祭りでは、「どこでも博物館」として画
期的な取り組みをいたします。
 ケータイの「どこでも博物館」トップメニューの初めに
「住吉花火情報NEW!」を開設して、午後7時半の打上げ
から最終まで、刻々と現在の打上げ花火はスケジュール表の
どれが上っているのかをお知らせするというものです。
 喧騒でアナウンスはろくに聞こえないし、印刷されたスケ
ジュールを見ても今がどれなのか、あとどのくらいやるのか、
これまではサッパリ分かりませんでしたが、今年はケータイ
で確認することが出来ます。
 以下のようなメニューですので、全体の構成、今年の見ど
ころ、ライプ方式の打上げスケジュール、花火用特設ライプ
力メラ、トイレ位置情報、写真コンテスト案内と盛り沢山で
す』というもの。
 (1)今年の花火特徴
 (2)今年の見所情報
 (3)打上げスケジュールライプ
 (4)リアルタイム・ライプカメラ
 (5)公衆トイレマップ
 (6)花火写真コンテスト(ケータイ使用)。
 (1)、(2)では分かりやすく、ためになる情報を。(3)では、
終了した花火はグレーの字色、今現在打上げ中の花火が赤字
色で点滅、これからの打上げ予定は黒字で表記される。
 (4)では、千光寺山頂と打上げ現場近くのビルの屋上(も
う1か所はふくろうの館)に特設カメラを設置し、静止画像
で花火の映像をリアルタイムで送る。
 「東京からでも、アメリカからでも見れます。これが動画
になると、大変なことになりますよ」と徳永さんは近い将来、
そうなる予感を感じさせるコメント。
 ケープルテレビでは、音なしの映像を流し続けるが、画像
のないFMおのみち(79・4)の音声をCATVで同時に流
す。
 FMおのみちの音声花火中継は「キャー、ステキ」といっ
た音声だけでなく、今年から徳永さんが「蘊蓄情報」も流す
ことにしている。
 すでに、花火見物に備えて、夏休みを利用した帰省が始ま
っており、尾道の人口は確実に増加している。住吉さんから
お盆にかけてが毎年、尾道の人口のピークになり、『尾道の
胃袋』が別腹付きのビジネスチャンスの場にもなってくる。



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