2003年7月19日(土) 記念室で麻生路郎展を 川柳観は「句はその人の心」 |
||
川柳六大家の一人で、『川柳雑誌』を創刊、主宰した麻生路 郎(1888〜1965年)に関する特別展が、東土堂町の市 文学記念室で開かれている。来月3日まで。 大正15年発刊の川柳雑誌はじめ書籍や雑誌、浴衣や扇子、写 真パネルなど遺品、ゆかりの品が展示してある。 路郎(本名=幸二郎)は十四日町に生まれ、少年期に家族と ともに大阪に移り住む。大阪高等商業学校予科に入学し、新聞 へ投句し川柳作りを始める。川柳雑誌(現在川柳塔)を創刊、 主幹となり、川柳人協会を創立。47年なにわ文芸賞受賞、毎日 柳壇選者になる。 自身の川柳観を「句はその人の心であり、十七音字はその人 の姿であり、リズムはその人の呼吸である」と語っている。尾 道では、市制百周年をきっかけに、同氏の再考察が行われた。 |