2003年6月6日(金) マリンユースセンター 「こじま」ミニ展示室 舵など貴重な遺品100点 |
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第2の人生を向島町立花、深浦湾で青少年海洋体験や宿泊 施設として活躍してきた元呉海上保安大学練習船「こじま」 が3月下旬、その役目を終え、江田島で解体処理されている が、こじまの遺品とも言うべき数々の物品がマリンユースセ ンターの体育館に展示されている=写真=。 「こじま」が解体されることを見越し、船内に取り付けて いる貴重な器具や備品約100点を取り出し、体育館南側に 「こじまミニ展示室」を設け、4月からオープンしている。 進行方向を決める舵、太陽や星の高度を計る六分儀、海の 深さを測る測鉛線、国際信号旗、まさかの時の膨張式救命胴 衣や救難信号に飲料水袋、各部屋に1丁ずつ備えられていた 手斧、気圧計や船内電話機や時計、レーダー反射器と船マニ アにとってはたまらなく魅力ある品々が展示され、訪れた人 も熱心に見入っていた。 船長だった相田富彦さんが作った100分の1のこじまの 模型、昭和39年に就航したこじまのプロフィール、その勇姿 の写真など並べられている。 「遺品を通して、こじまに親しんでいただけれぱと思って います」(生涯学習課)と話していた。 |