山陽日日新聞ロゴ 2003年5月20日(火)
360度のパノラマ楽しむ
 三原白滝山から竹原黒滝へ
山道を歩くメンバー
 向島歩こう会(藤田久登会長)は18日、59人が三原市の白
滝山から竹原市、黒滝山へ12qを散策した。
 安芸幸崎駅から歩き始め、田植えの最中の渡瀬集落では燕
が飛び交い、途中行き交う他の歩けグループから激励をうけ、
正午前に標高342mの白滝山頂上下の曹洞宗・龍泉寺につ
いた。
 昼食後、頂上の八畳岩にのぽり、磨崖仏群や鐘楼をみて、
遠く広島空港の滑走路や多々羅大橋など360度パノラマの眺
望をたのしんだ。
 午後からは尾根筋に出て標高266mの黒滝山に向かい=
写真=、急な上がりにかかり、あえぎながら頂上に着いた。
 奇岩怪石の並ぶ一帯は風通しもよく、新緑に包まれて壮快
気分を満喫していた。
 石槌神社の観音堂、道の要所には菩薩像の石仏、それに幸
福の鳥居など長年にわたり「黒滝を愛する会」が造営管理し
ている施設の中を歩いた。
 幸福の鳥居では5人が挑戦、4人が無事くぐり抜けたが
1人はお尻がひっかかり、一同大笑い。
 小歌島からの参加者(79)は「坂道も私にとっては、ほどよ
い疲れ、まだまだ元気ということが分かった。それにしても
白滝山頂上の磨崖仏や羅漢像の多さに驚いた。昔の人は信仰
心がいかに強かったか読みとれました」と感慨深げに話して
いた。


転載責任者メモ:この対岸にあたる因島にも白滝山があり、頂上の五百羅漢さんと
        多島美の展望で有名。このあたり芸予諸島は島が密集していて、
        色々な山から角度を変えて海を見るのが楽しい。
        「白滝山」と「羅漢」は何か謂われがありそうですね。


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