山陽日日新聞ロゴ 2002年11月29日(金)
ザ・せいもん払い
 
ギフトカード 総額500万円を抽選で
  1日から歳末商戦に弾みを
年末の商店街の様子
 1千年の歴史を誇る商港の心意気をと、歳末恒例の「ザ・せ
いもん払い」(尾道市商店街連合会主催)が1日から8日まで
土堂1丁目1番街から久保2丁目久保本町商店街(延長約1.3k)
までの本通り6商店街で繰り広げられる。1年間の買上げに感
謝し、加盟217店がアイデアを出し合い、廉売品など取り揃
え、総額500万円のJCBギフトカードが当たる抽選会を行
うなど大売出しを盛り上げる。
 景品は多くの買物客に喜んでもらおうと、1万円のギフトカ
ードが当たる特賞64本をはじめ金賞5000円96本、それ
に銀賞の1000円、銅賞500円、さらにポイント賞をセッ
トし、はずれなしのスピード籤が楽しめる。
 抽選会は、1000円買上げ毎に補助券1枚を進呈。補助券
5枚で土堂1丁目の萬案内処(旧商工会議所)と土堂2丁目の
絵のまち館前に設けられたガラガラ抽選機でひき当てる。
 誓文払いは江戸時代、京都で始まった歳末売出しを見習い、
明治に入り取り入れ、第2次大戦をはさみ1時中断されたが昭
和21年に再開。西日本屈指の物流拠点だった全盛期には県外
からも買い出し客が訪れるなど賑わいを見せていたが、40年
代に入り、交通体系や物流システムの変革により徐々に客足が
遠のきつつあるものの、師走の風物詩として親しまれている。


転載責任者メモ:歳末の尾道商店街の風景を見て、
        大林映画「さびしんぼう」のシーンを
        思い出す人も多いのでは。12月の尾道には
        そんな楽しみ方もありますね。

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