山陽日日新聞ロゴ 2002年9月27日(金)
心豊かな文化、暮らし紹介
 中・高生を対象に
表紙
◎・・尾道出身の映画作家、大林宣彦さんが語り下ろした著
『ぼくの瀬戸内海案内』が、岩波書店(東京都千代田区)の岩波
ジュニア新書で発刊され、全国の書店に並んだ。
◎・・中学・高校生を対象にしたシリーズ新書で、『瀬戸内海を
訪ねてほしい。こんなことを考えながら。きみたちのあしたを創
るために−』と冒頭で呼び掛けている。尾道の町並みが一望出来
る浄土寺山の不動明王岩でのカラー写真が表紙となった。
◎・・『ふるさと尾道』『しまなみ海道』『島々をめぐる』『走
る家としての船』『待ちづくりをする町』『青春デンデケデケデ
ケの町』『「みてる」と「なくなる」』の目次。坂道、路地、港、
島、船などをキイワードに、瀬戸内海に生き続ける心豊かな文化、
暮らしを紹介。
◎・・本紙エッセイ連載「日日世は好日」の85番、91番でも
この著に込めた思いを自ら語っているが、20年以上にわたる尾
道・瀬戸内での古里映画の制作から学んだこと、考えて来たこと
を、今同じ時代に生きる先輩として、子供達に伝える内容。「本
書の舞台は瀬戸内ですが、読んで何かを感じた子供達が、それぞ
れ暮らしている地域の文化を見直すきっかけになれば」というの
が担当編集者のねらい。定価は本体780円+税金。

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転載責任者メモ:実に面白く読めます。ユーモアたっぷりの土地柄分析を
        「決めつけだ」などと大まじめに言い出す人には
        向かないかもしれませんが(^-^;