山陽日日新聞ロゴ 2002年5月10日(金)
アイドル小梅も
 ユーモラスな猫群像
 「猫の尾道風景写真大賞展」
会場風景
 尾道市招き猫美術館は「猫と尾道風景写真大賞展」を駅前、デ
パートを福屋パブリックギャラリーで開いている。14日まで。
 初めての試みの同展には北は北海道から南は長崎まで223点の
応募があり、うち入賞、入選作をはじめ143点を展示している。
 最優秀賞に輝いたのは尾道市の豊田さんの「和七像と日向ぼこ」
であまり見られない風景で関心を呼んでいた。
 優秀賞は尾道市、神本さんの「ボニト」、タイル小路に佇む猫
がイタリアを彷彿させ、同じ優秀賞の岡山県、岡さんは尾道の風
景にぴったりの「猫と坂の街」。このほか屋根の上で数えられな
い程群れている「何(ニャン)匹いるで賞」、お墓参りしている
猫、木の上で昼寝している猫などほのぼのとした写真が人の目を
魅了していた。
 143点の作品中、首輪を着けた飼い猫はわずか3件、あとは
野良猫だったという。
 応募作品のほか向島町、半田さんが撮影した尾道のアイドルで
招き猫館の看板娘、猫・小梅ちゃんの愛らしい一挙手一投足の写
真に訪れた人も心をなごませていた。
 招き猫美術館長で招福絵師、園山春二さんは「初の写真展で子
どもからお年寄りまで200点を超え盛況でした。来年も開いて
いきたい」と話していた。

転載責任者メモ:このほかに、園山春二さんは来年の応募分も含め、
        いずれ写真集にして発行したいという希望を話して
        下さいました。この写真を見てしまうと、今から
        予約したいほどでした。今後も楽しい企画を期待。


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