山陽日日新聞ロゴ 2002年3月23日(土)
旧山陽道の史跡巡る
 おのみち見て歩きに30余人
蓮如ゆかりの「歯痛の地蔵」前のメンバー
 徒歩で尾道の歴史を再発見する「おのみち見て歩き」(尾道文化
財協会主催)のパート3『旧山陽道』が21日、東久保町の市立図
書館前に集合して行われた。
 出発時、あいにくの春雨に見舞われたが、それでも30余人が参
加。市文化財保護委員の森重彰文・市立文化財保護委員の市立美術
館長が案内し、まず防地川沿いから尾道東高校内に移設された日本
最古の交通標識と言われる安全往来碑、ついで防地峠を登りバイパ
ス下の南無妙法蓮華経碑、七曲を経て防地番所、旧久保町から高須
町に入り歯痛の地蔵、このあと雨もやみ、旅人の休憩所としてその
昔、地域の人達により建てられた辻堂、一里塚、そして縄文時代の
貝塚と古墳時代の集落跡からなる太田貝塚(県史跡)まで歩をすす
めた。
 久保から高須、山波へと僅か4k程のコースながら、大覚上人や
蓮如上人の石碑をはじめ歴史のまちを象徴する多くの文化遺産、そ
れに関する逸話などその奥深さに参加者は一様に感心していた。


ニュース・メニューへ戻る