山陽日日新聞ロゴ 2002年3月9日(土)
久保高須 旧山陽道の遺跡辿る
 21日、おのみち見て歩き3
高須町 蓮如ゆかりの「歯痛の地蔵」
 近世から第2次世界大戦前まで高須町から防地峠を越え尾道に至
った旧山陽道の名所・旧跡を訪ねる「おのみち見て歩き・パート3」
(尾道文化財協会主催)が、春分の日の21日午前9時45分、東
久保町の市立図書館前に集合して行われる。
 市文化財保護委員の森重彰文・市立美術館長が案内役を担当。ま
ず防地川沿いから尾道東高校内に移設された安全往来碑、ついで防
地峠を登りバイパス下の南無妙法蓮華経碑、七曲を経て防地番所、
旧久保町から高須町に入り歯痛の地蔵、尾道トラックステーション
辺りで昼食をとり、辻堂、一里塚、太田貝塚で解散。
 参加料金は資料代200円に会員以外は別途参加費200円(中
学生以下無料)。
 申込みは11日から市教委生涯学習課内、尾道文化財協会事務局
(電話0848-25-7367番)で受付け、定員50人になり次第締切る。


転載責任者メモ:防地川というのは暗渠になっていて今は見えないの
        ですが、防地口(図書館の近くのガードがある)の
        あたりを通って竹村家の横で海に抜けているらしい。
        勿論観光客には分からないし、そこから北へ行って
        みようなんていう事も考えないですが、歴史の旅を
        するなら、どうも抜かしてはいけない部分なのですね。
        何しろ昔は「国道2号」などという海沿いの道では
        なく、山陽道の旅はもっと山の中を通っていたとの
        こと。広島の浅野と福山の阿部の藩境が防地峠で、
        番所があったそうです(入船裕二氏の「防地峠もの
        がたり」の受け売り)。
        それにしても「歯痛の地蔵」とは面白いですね。
        


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