山陽日日新聞ロゴ 2002年3月3日(日)
桃の受粉作業始まる
 県内唯一 ハウス栽培の尾道で
桃の花の花粉を付ける作業
 3日は「桃の節句」−。県内有数の桃の産地尾道で加温ビニール
ハウス内での受粉作業が始まった。このところの暖かさも手伝い、
満開のハウス内は色鮮やかなピンク色に染まり、ウグイスの鳴き声
も届き、まさに桃源郷といったところ。
 栽培面積84アールのうち40アールをハウス栽培にあてている
高須町の大前さん方では、2日から夫婦で専用の刷毛を使い代表的
な早生品種「日川白鳳」の授粉をはじめ、ついで1週間後から「あ
かつき」のあわせて約40本分の作業をそれぞれ3日程かけ行う。
 ハウス内は1月末からボイラーが焚かれ、昼間25度、夜間10度
の温度調整。5月末には露地ものより1ヶ月足早く出荷される。
 大前さんの話では、1月の日照時間が長かったため、このままい
けば糖度、色、大きさとも例年以上の品質が期待され、露地ものを
ふくめ約10トンの収穫が予想されている。
 JA尾道市管内の桃農家は高須、山波地区を中心に70軒(栽培
面積約735平方m)。「日川白鳳」を主に約117トンの生産・出荷
が見込まれ、とくにハウス栽培(4軒)は県内では尾道だけといっ
た桃どころ。


転載責任者メモ:さぞ綺麗でしょうね。
        それにしても上を向いた作業というのは
        すぐに疲れるもの。楽な仕事はない..か
        


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