山陽日日新聞ロゴ 2001年10月7日(日)
永江町6年生
 県研究発表会を前に披露
  名誉市民 平山角左衛門をオペレッタに
長江小6年生による太鼓と踊りの舞台
 総合的な学習の一環として学区内を中心とした尾道市の人物史に
取り組んでいる長江小学校の6年生33人は11日、同校で開かれ
る県基礎学力定着研究校としての第2回教育研究会で市名誉市民
平山角左衛門をテーマにしたオペレッタ「かがやけ瀬戸の海」を発
表するが、その本番を控え6日、全児童を前にリハーサルをかね、
音楽劇を披露した。
 芸州藩史だった平山角左衛門は、元文5年(1740)尾道奉行とな
るや土堂・住吉浜の埋め立てを計画、港湾浚渫や荷揚げ場新設など
に取組み、尾道港発展の基礎を築いたもの。この功績を称え平山霊
神社をまつり、みなと祭を盛大に開催し、恩沢を偲んでいる。
 まず今年の祭りを飾った「三下りラテンバージョン」の軽快な踊
りで開演、ピアノや電子オルガン、木琴・鉄琴、アコーディオン、
マラカス、太鼓など駆使し、「尾道すばらしき港」など挿入歌9曲
を流しながら奉行の活躍振りをナレーターによる説明を加えながら
約20分のオリジナル劇にして上演。
 研究会当日、所用のため出席出来ず、一足早く見学した平谷・市
教委学校教育課長は「尾道の歴史の一端が子どもたちにより、この
様な形で伝えられることはまことにうれしい。長江小に新しい伝統
が芽吹き、素晴らしい取組みに感激しました。素敵なひとときを与
えてくれた児童や先生方に心からありがとうの感謝の気持ちでいっ
ぱいです」と話していた。


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