山陽日日新聞ロゴ 2001年8月3日(金)
情緒と生活感そこはかと
 大磯広人「ザ・オノミチ写真展」
 
写真展に展示された尾道の路地の写真
 カメラを通し50年間、尾道を見つづけてきた元会社員大磯広人
さんが、初の個展「ザ・オノミチ写真展」を土堂1丁目、ギャラリ
ー喫茶プランタンで開いている。12日まで。
 観光化が進む旧市街地にあって古き良き時代のたたずまいを探し
もとめ撮った作品の中からジャンルを海岸、路地、古寺に絞り、さ
らにここ3年間の6〜8月の撮影分に限定し選んだ4つ切りサイズ
のモノクロ32点、カラー3点の計35点を出品。
 土堂西山手の坂道、六地蔵。画面に無理なく収まった人物や猫、
そして今回の参院選ポスターを取り込んだ参道風景など生活感を漂
わせ、やわらかな光線に包まれモノクロならではの穏やかな情景が
見る人の心を慰める。
 大磯さんは「歴史と文化に支えられてきた尾道の良さを見直す一
石となればと、この齢になり作品の一端を、これが初めで最後の気
持ちで展示させていただきました」と話していた。
運行がこの夏もスタート、申込みを受付けている。
 サンフランシスコを走るケーブルカー型のバスを使い、毎週金曜
と土曜日の夕方に運行。午後5時半に尾道駅前を出て、尾道大橋と
因島大橋、フラワーラインを通って、白滝山展望台へ。ここに止ま
って約1時間、「瀬戸内の夕景を眺めながら、生ビールを思う存分
飲もう」という、飲み放題のビアガーデン的感覚の企画。8時には
尾道駅前に帰って来る。
 特注のつまみオードブルが付いて、男性が3800円、女性が3500円。
前日までの申し込みが必要で、定員33人。9月1日まで走る。
 参加人数が20人以上の団体であれば、貸し切りで運行でき、日
時は相談に応じてもらえる。
 今年で3年目になったビールバスは、初年は22回運行して535人
が利用、しかし昨年は16回の300人と減少した。今年は先月20
日からの運行開始を予定していたが、PR不足などもあって、まだ
1度も走っていない。「会社のグループ仲間で乗って頂くパターン
が多くなっています」と同局。電話は、0848-46-4301番へ。
(=写真上はビールバス、下は白滝山からの眺め)。


転載責任者メモ:最初で最後などと、もったいなさ過ぎます。
        ぜひぜひ今後も! 私も本物が見たい!
        美術館か市立図書館などで常設展示して欲しい。

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