山陽日日新聞ロゴ 2001年4月26日(木)
県外からも客
 観光いちご農園が人気
  「もぎとりの里」が御調町公文に  
イチゴ農園
 御調町公文に、観光いちご農園「もぎとりの里公文」が今年もオ
ープンしており、週末ともなると地元や県内に限らず、県外からも
家族連れや団体客が訪れ、いちご摘みを楽しんでいる。
 古代買い南斜面に面し、のどかな田園風景のなかに、いちご農園
を昨年オープンさせたのは、近くの高西さん夫妻。高西さんは元、
町役場職員で、所有する水田を定年退職後に畑地に転作。2人でい
ちご作りに専念している。約700平方mに3棟の専用ビニールハ
ウスを設置、1月から6月まで開園、営業している。
 栽培は自分たちで育てた苗の植え付けを9月に始め、気温が下が
る12月からボイラーを炊いて加温、夜間でもハウス内を5〜10
度に保って、管理。一部、路地ものも作っている。
 入園は無料、自分で摘み採って味が確かめられ、ほどよい甘さと
酸っぱさ、そして新鮮さが人気となって、地元御調や尾道はもちろ
ん、今では口コミで広がって、土・日曜を中心に広島市や遠くは岡
山県などから家族連れや団体も訪れるまでに。
 「ここは風通しがよくて、日当たりも抜群。この環境で美味しい
いちごが出来ます。1度来られた方に2度、3度と来て頂け、喜ん
でもらっています。5月いっぱいは楽しめます」と高西さん。県内
在住の外国人語学指導助手ら数十人を招いての地元住民との国際交
流会も毎年開催しており、今年で6回目となった。
 持ち帰りの値段は時価によって多少上下するが、今の時期だと真
っ赤に熟れた100gあたり140円、1パックが400円強にな
る。手作りのいちごジャムも作って1瓶300円で販売、こちらも
人気に。
 場所は、御調町の中心市の北西方向。尾道からは、国道184号
線を北上し、府中分かれを過ぎてさらに甲山方向へ、きつい登り坂
の途中にある「綾目」方向への進入路で左折し、幟(のぼり)に沿
って進めば約1kmの距離。電話は08487-6-1917番へ。


 

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