山陽日日新聞ロゴ 2001年4月20日(金)
風にフワリ、フワリ綿帽子
 向東大町海岸 日本蓬莱イチジクに芽袋  
イチジクと海と島々
 朝日が特に美しく、風光明媚な向東町大町海岸では春の陽射をい
っぱいにあび綿帽子がフワリ、フワリ。
 イチジクの品質向上、早めの収穫で手取り収入アップを目指し、
発芽を促すパラフィン紙の白い袋がかぶせられ、早や芽ぶいている。
 西洋イチジクの芽袋は全国各地で行われているが、口が開いた日
本蓬莱種イチジクの芽袋はここだけで珍しがられている。
 一枝ごとに細く切った竹の輪をパラフィン紙にかぶせていく、手
間暇かかる作業。
 2月中旬から成長した葉っぱが芽袋にあたる5月中旬まで被せる
ことで温度が高くなり、発芽を促進、収穫は2週間程度早まり、収
入もグーンとふえる。
 日本農業賞に輝いたJA向東町のイチジク。栽培面積は18ヘクタ
ール、年商1億円程度で県内トップグループ。


転載責任者メモ:名物のイチジクワインは爽やかな甘さと香りで食前酒にgood.

 

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