山陽日日新聞ロゴ 2001年1月27日(土)
 浄土寺境内で火災訓練
  先人が残した文化財守ろう
浄土寺放水訓練
 第47回「文化財防火デー」の26日午前、境内全域が国宝エリ
アとして指定され、市内にある文化財の3分の1が集中している東
久保町、真言宗浄土寺境内で、文化財火災防ぎょ訓練が行われた。
 乾燥注意報が発令されているなか、観光客が捨てたタバコの火に
より国宝の本堂から出火、建物全体に広がり、国の重要文化財の阿
弥陀堂へも延焼し始めているとの想定で始まった。尾道地区消防本
部と市消防団から85人、消防車など16台が出動。浄土寺自衛消
防隊らにより発見通報、地域住民も加わっての初期消火、到着した
消防隊員による消火活動、負傷者の応急処置と搬送などが手際よく
行われた。最後に阿弥陀堂の屋根に向けて一斉放水を行った。
 〜後略〜(各関係者コメント)

        


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