2000年6月21日(水) 第7回玉蘊忌 尾道テゴー座が国民文化祭で披露 池田さんが実像に迫る 玉蘊役の石山さんも挨拶 |
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尾道が生んだ江戸時代の女流画家平田玉蘊(1787〜1855)を偲ぶ第7回玉蘊 忌が命日の20日、菩提寺の西土堂町、浄土宗持光寺で行われた。 今回は特に今秋、県内で開催される第15回国民文化祭・ひろしま2000で尾 道テゴー座により玉蘊の一生を芝居にした「木筆花(もくひつか、こぶし)が、 しまなみ交流館で演じられるとあって駄賀座長ら劇団関係者をふくめ50人が参 会。本堂で法要が営まれたあと、入船世話人代表が挨拶、ついで玉蘊研究で知 られる広島市在住の池田さんが「玉蘊の自画像」と題し記念講演。果たして玉 蘊の自画像は存在するのか、またあるとすればどのようなものか、研究者の証 言、尾道短大の調査などもとに検証、玉蘊の容貌を書き残した菅茶山、張梅花 らの詩、豊国の美人画など参考に実像に迫り、最後に頼山陽が木筆花にたとえ て玉蘊姉妹を詠んだ詩を紹介。 またテゴー座の駄賀座長、プロデュースの田島さん、それに玉蘊役の福山市、 石山さんが挨拶。石山さんは「イメージや役づくりに、いろいろ勉強になりま した」と話していた。 このあと全員が墓前で焼香し、古鏡を愛し、一生独身ですごした才媛の霊を 慰めた。 |
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玉蘊はぎょくうんとも、ぎょくおんとも、読む方がいらっしゃいます。