山陽日日新聞ロゴ 1995年4月12日(水)
向島町役場訪問
 大林宣彦監督 ロケの協力にお礼
  オープンセットの活用を!
大林監督 ロケ中のスナップ
 尾道、向島地方で映画「あした」(赤川次郎原作)のメガホンを
とった大林宣彦監督が10日午前、向島町役場を訪れ、向井町長ら
と懇談、ロケ協力に感謝していた。
 大林監督、製作会社のアミューズ副社長、出口氏、PSC製作担
当の飯田氏らが訪問。町長室で向井町長、助役、収入役らと歓談。
 大林監督から「ロケ中、町役場をはじめ町民の皆さんにはお世話
になりました」とお礼をのべていた。向井町長が湯布院の映画祭に
言及したのに対し、大林監督は「映画を通した街づくりは北海道の
夕張が参考になります」とのべていた。
 飯田氏が「あしたのタイケンシーパークのロケ現場や呼子丸を町
おこしに活用して下さい」と呼びかけ、向井町長らは「保存の方法
について苦慮していますが何とかクリアーして向島の観光資源とし
て活用したい」と前向きな姿勢を示していた。
 最後に大林監督が「全島公園化計画で私にできることがあれば協
力させてもらいます」と向井町長らを感激させていた。
 向島町ではロケ期間中、職員1人を裏方で派遣、女性会の刺身の
差し入れや女性2人がみそ汁など夕食の用意を手伝ったり、洋ラン
組合がランを贈呈するなどロケスタッフに協力、盛り上げた。
 大林監督はその足で午後、東京に帰った。「あした」は今月4日、
クランクアップ。今秋、東宝系で劇場公開。


ロケが終わり、この転載もここまで。
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