2012年6月8日(金) 荒神堂通り ローコストで出店、空き店舗対策にも 　ジュースカフェと総菜店 　　９日、チャレンジショップがオープン
	空き店舗に異なる業種が２、３店出店するチャ レンジショップが土堂２丁目、荒神堂通りのマル サン玩具店跡にでき、９日オープンする。３店舗 の出店を目指しているが最初はジュースカフェ 「ＣＵＲＡ（クゥラ）とお弁当・総菜「くぼた」 の２店が先陣を切り開業する。 　チャレンジショップの先進例は四国、松山中央 商店街にあり、１軒の空き店舗を区切って異なる 業種を何店舗か出店、そのことにより単独の出店 よりローコストで出店希望者が相次ぎ、商店街の 空き家対策にもなり、評判を呼んだ。 　この成功事例を尾道でも活かそうと荒神堂通り のマルサン玩具店を新たに立ち上げるＮＰＯ法人 おのみち街づくり会社（佐藤彰洋理事長）が借り 受け、出店者を募集したところ、ジュースカフェ とお弁当・総菜が応募し決まった。 　延べ床面積が 114平方ｍ、３区切りし１店舗当 たり38平方ｍ。家賃は３万5000円プラストイレな ど共益費という超割安な値段。店内の改装は出店 者が受け持った。 　ジュースカフェ「クゥラ」＝写真上＝は尾道が 気に入り、10年前に福井県勝山市から移住してき た竹内ひとみさんが経営。カフェを開くのが長年 の夢でようやく実現したという。メインメニュー は健康ジュースで生野菜、果物、酢、豆乳、麹な ど健康に良い素材を使い酵素を壊さないよう低速 でゆっくりしぼり出した30種類にもおよぶオリジ ナルドリンクで値段は５００円〜６００円。 　またバター、生クリーム、卵を一切使わず豆乳 やオリーブオイルなど自然な素材でつくった焼き 菓子、塩麹のお総菜ケーキも販売する。 　竹内さんは「ＣＵＲＡとはフランス語で癒しと いう意味で身体に優しい商品を提供したいと思っ ています」と話していた。 　お弁当・総菜の店「くぼた」＝写真下＝は昨年 10月、京都市から移り住んできた上垣内康則さん と妻、真弓さんが経営。真弓さんは京都で小料理 屋やお弁当店を営んできた実績があり、そのノウ ハウを活かし、４００円から５００円の手作りの 日替わり弁当と京風味のおしたし、煮物など ２００円から３００円程度の総菜を取り扱う。足 の不自由なお年寄りには無料配達する。 　真弓さんは「京風な味を売り物に、ヘルシーな 弁当、総菜を作り、尾道のみなさんに元気になっ てもらいたい」という。夫の康則さんは御調町の 出身。 　２組とも「尾道で物件を探しましたが、10万円 以上したり、地の利が悪かったりし、なかなか見 つかりませんでした。ここは人通りもあり、何よ りも家賃が安いのにびっくりしました。良かった です」と異口同音に語っていた。 　残りのもう１店舗には雑貨かアート店舗を募集、 引き合いがあるという。

場所はこの中心あたり

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