山陽日日新聞社ロゴ 2012年4月15日(日)
 亀田商店「木谷さんに近い味を」
  尾道の豆菓子文化繋げたい
 木谷さんが築いた尾道の豆菓子文化を伝えたく
て−。土堂1丁目、亀田商店(北村由紀夫社長)
が、新たに豆菓子の販売を始めた。
 同商店では長年、東土堂町、木谷孝男商店の商
品を店頭で扱い、人気となっていたが、先月店主
が亡くなり閉店。やがて在庫も底を着いたが、依
然と変わらず豆菓子を求める客が多いことから、
木谷さんの味に近い豆菓子を求めて研究、県外の
業者から仕入れることが出来、このほど「尾道猫
豆」の商品名で売り出した。
 以前から置いていた一番人気のイカピーとエビ
ピー、カラ付き落花生や柿ピー、フライ豆、さく
ら豆など13種類を用意、秋から春には甘納豆など
を加えていく。
 「木谷さんの足元にも及ばないが、木谷さんが
生み育てた尾道の豆のイメージを繋げていけたら
との思い」と北村優子さん(=写真)。
 絵手紙作家、円福寺都さんに商品をイメージす
る絵を依頼、猫豆の文字と招き猫を合わせた可愛
らしいデザインが出来上がっている。 [幾野伝]




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