山陽日日新聞社ロゴ 2012年2月7日(火)
松江と姉妹都市に
平成26年度尾道松江線全通に先駆けて縁組み
 両市長ガッチリと握手
  官民一体となって交流を図る
尾道市長と松江市長
 5日、尾道・松江両市長が姉妹都市盟約書に署
名・調印、姉妹都市提携が結ばれた。平谷祐宏尾
道市長、松浦正敬(まさたか)松江市長ほかそれ
ぞれの市の関係者150人が出席して、松江テル
サ(松江市朝日町)を式典会場に行われ、式後、
両市の関係者が両市の象徴「桜の木」を植樹して
お互いの発展を願った。

 平成6年旧東出雲町と第12代横綱・陣幕久五郎
との縁から「産業文化交流友好都市提携」を結ん
だことに始まり、26年度に完成予定の尾道松江線
を機に山陰、山陽の拠点都市として両市が更なる
連携をして互いの発展を目指す今回の姉妹都市提
携。
 5日、平谷市長は既報の松江暖談食フェスタの
開会式に出席し、鏡割りに参加。その後、式典の
会場となったJR松江駅前、松江テルサに移動、
調印式に臨んだ。調印式には、松浦松江市長、林
干城・松江市議会議長、古瀬誠・松江商工会議所
会頭と尾道から平谷市長、檀上正光・市議会議長、
福井弘・商議所会頭ほか両市の関係者150人が
出席。
 式典では、出席者の紹介の後、両市を紹介する
映像が流され調印に至るまでの経過を報告。その
後、両市長がステージ上に移動して署名・調印が
行われ、がっちりと握手した(写真)。挨拶に立
った松浦・松江市長は「両市が培った産業や文化
の交流を今後も様々な分野に広げていきたい」な
どと話した。平谷市長は、別掲の式辞の他、姉妹
都市盟約の締結に尽力した各位に感謝の意を述べ
た。(式辞の転載は省略します)
 写真撮影をした後、両市のシンボルツリーであ
る「桜の木」を記念植樹(写真)、暖かくなって
から松江市庁舎内の公園に植樹される予定。
 この度の姉妹都市提携により、産業や教育、芸
術、スポーツなど幅広い分野で交流を図り、お互
いの地域経済・文化の発展を目指すことになる。
両市長も官民一体となって交流を図っていこうと
しているなか、前日4日には式典にも出席した尾
道、松江両青年会議所が初の顔合わせ。尾道青年
会議所の村上忠正・未来ビジョン委員会委員長は
「今後お互いの町の素晴らしさを積極的に紹介し
ていこうと良いきっかけの場となりました。既に
取り組んでいる、しまなみ3JC(尾道、因島、
今治)での交流も繋げていきたい」と本紙記者に
話していた。なお、因島青年会議所から柳田耕助
理事長らが式典に参加。
 松江市は人口21万人弱。奈良時代には国庁、国
分寺が置かれ、江戸時代には城下町として栄えた
山陰の中核都市。尾道と陣幕久五郎との縁で交流
があった東出雲町とは23年8月1日に合併。東出
雲町との産業文化交流友好都市盟約は、松江市に
引き継がれていた。
 写真及び当日の様子は同行した佐藤秘書課長の
提供。



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