山陽日日新聞社ロゴ 2011年11月5日(土)
10日から34局で
 上野重治さん作品提供
  切手シート「心の風景・尾道」に
尾道風景画の切手シート 上野重治さん
 十四日元町、画家上野重治さん(74)が原画を
提供したオリジナルフレーム切手「心の風景・尾
道」が、10日から市内の郵便局で販売される。
                 [幾野伝]

 広島市中区、郵便局株式会社中国支社(小林清
志支社長)が今年春、広島光風会会員、日本美術
家連盟会員、チャーチル会尾道に所属する上野さ
んに作品提供を依頼したもの。絵はがきセットに
している作品の中から11点が選ばれ、80円切手の
デザイン画になった(=写真)。
 台紙の「尾道駅前海岸」をはじめ「尾道大橋」
▽「千光寺」▽「兼吉渡船」▽「西國寺仁王門」
▽「浄土寺多宝塔」▽「御袖天満宮石段」▽「小
さな造船所ごしの眺め(向島)」▽「天寧寺(海
雲塔)」▽「住吉浜」▽「千光寺公園赤堂」の11
作品がシール切手になっている。
 近作から古い作品では20年ほど前に描いたもの
も含まれており、「兼吉渡船」の船形は先代で、
「住吉浜」も護岸工事される前の懐かしい風景と
なっている。
 切手10枚がセットになった1シート単位で、
1200円。尾道本局はじめ長江、久保町、美ノ郷、
西御所、高須、浦崎、栗原、原田、御調、因島な
ど市内34局で10日から、合わせて1000部を販売す
る。
 これまで、NTTのテレフォンカードや尾道市
職員の名刺のデザインなどに自作品が採用された
ことがある上野さんは「尾道のPRに役立てるこ
とは嬉しいです」と話している。
 4日午前には、福島雅彦・中条郵便局長が市役
所を訪れ、平谷祐宏市長と上野さんに、完成した
切手シートを贈呈した。

転載責任者メモ:上野さんの作品は甘くならない写実性があり
        それでいて尾道らしい温かみも伝わってきて
        好きです。お土産屋さんにある絵はがきなど
        でも見ることが出来ます。


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