山陽日日新聞社ロゴ 2011年11月5日(土)
宵宮から当日にかけてのスナップ
 ベッチャーで賑わう尾道
  今年25周年記念のベッチャー太鼓
ベッチャー太鼓演奏、天狗面の人、塗り絵作品展示
雅楽の演奏
 天下の奇祭として、また、昨年来からは「てっ
ぱん」での発信から注目を集める東土堂町、吉備
津彦神社(通称・一宮神社、平田八千枝宮司)の
例大祭・尾道ベッチャー祭りが11月1日から3日
にかけて繰り広げられ、宵宮(前夜祭)から当日
にかけて例年にも増して多くの人出で賑わい、晩
秋の尾道は終日賑やかな祭り囃子と歓声が響いた。

 初日は午後6時より旧神輿と新神輿の二体が雄
雌二匹の獅子をお供に市中に渡御、今年は広島テ
レビの番組中継が入り、特別にベッチャー三鬼神
が宮下のセンター街へ登場、参道入口で面太鼓も
披露した。
 神輿が安置される御旅所(おたびしよ)は、例
年、センター街の内の空き店舗を点々としていた
が、今年から神社によって入手された宮下の空き
店舗が恒常の御旅所として定まった。今後は祭り
の時の御旅所だけではなく、ベッチャーについて
触れられる場、情報発信の場としての利活用が計
画されている。
 宵宮の2日には境内で、旬のひまり、次いで恒
例レーモンド松屋のコンサート、そして伝統とな
った奉納ベッチャー太鼓とあり、境内は例年以上
の参詣客・見物客で埋まっていた。
 今年はとりわけ尾道ペッチャー太鼓が設立25周
年という節目の年になる事から、メンバーのバチ
捌きにもより力が込められ、宵宮に熱い彩りを添
えた。尚、25周年記念のコンサートは12月4日
(日)、公会堂において開催される。
 ベッチャー巡幸当日の3日も例年以上の人出が
見られ、関係者の口からも人出の多さが指摘され
ていた。
 「写真」=宵宮でのベッチャー太鼓、迫り来る
ショーキー(読者提供)、新旧神輿を前に備後雅
楽同好会による雅楽の奉納(しまなみ交流館前に
て・読者提供)、商店街で開かれた「ペッチャー
ぬり絵」も盛況を見せた(工房おのみち帆布前・
読者提供)。



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