山陽日日新聞社ロゴ 2011年5月1日(日)
みなと祭
人出多く賑わう市街地
 
平谷市長「尾道の明日へもキックオフ」
多くの人出で賑わう尾道みなと祭2011
 第68回尾道みなと祭が30日、開幕した。ドラマ
「てっぱん」のトークイベント、10回目となる創
作ダンスコンテスト「ええじゃんSANSA・が
り踊り」の一般・グランプリ部門など、市街地で
繰り広げられた。         [幾野伝]

 午前9時から尾道港祭協会の役員が出席して浄
土寺で法要、尾道港の基礎を築いた名誉市民、平
山角左衛門の遺徳を偲んで平山霊神社(住吉神社)
で祭典を営み、2日間の祭りをスタートさせた。
 午前11時から駅前のステージで開会セレモニー
があり、先日再選され、2期目が始まったばかり
の平谷祐宏市長(尾道港祭協会会長)が「東日本
大震災の多くの犠牲者と被災した人が多いなか、
慎重に審議して開催を決めた。尾道から元気を出
し、人という字のように支え合いながら、心を合
わせて復興に取り組んでいきたい。また尾道の明
日へのキックオフにもしたい。2日間大いに楽し
んでもらいたい」とあいさつ。
 今岡寛信・実行委員長が「子供達が大人になっ
たとき、古里が心の支えとなり、尾道を愛する人
になってほしい」と開会宣言を読み上げた。
 保護者や市民が見守るなか、市立19幼稚園の園
児311人と教諭により「ええじゃん踊り」が披
露され(写真上)、事務局がゴミゼロを目指して
持ち帰りと分別回収を呼び掛ける「きれいな祭り」
をPRした。
 2011ミス尾道の認定式があり、馬原美晴さんと
永田冴さんに記念品や花束が手渡され、2人は
「笑顔で尾道をPRしていきたい」と抱負を述べ
た(写真2番目)。
 正午からは姉妹都市、愛媛県今治市との交流式
典があり、菅良二今治市長が「両市、両県の関係
を大切にし、絆を強め、交流を前進させたい」と
あいさつ。今治踊り音頭(写真3番目)、来島水
軍狼火太鼓、バリダンス、高部厳嶋神社保存会に
よる県無形民俗文化財の「継ぎ獅子」が披露され
た。
 商店街も多くの市民や観光客が行き交い、海の
駅の商工会議所前、てっぱんB級グルメ、青年会
議所によるちびっこ広場、消防はしご車の試乗体
験などの市役所周辺にも多くの人出があった(写
真4番目、一番下)。
 午後3時半からは、海岸通りで創作ダンスコン
テスト「ええじゃんSANSA・がり踊り」の一
般・グランプリ部門があり、64団体の2760人が出
場した。



ニュース・メニューへ戻る