山陽日日新聞社ロゴ 2011年4月3日(日)
駅前本町一番街
 歩いて楽しい商店街に
  3日までイベント
  舗道とアーケードが新しく
尾道本町一番街商店街でテープカット
 尾道駅前本町一番街商店街の舗道とアーケード
がリニューアルし、2日午前11時から、記念セレ
モニーとイベントが開かれた。   [幾野伝]
 市の公共下水道工事による通りの舗道工事に合
わせて、建設から45年が経過し老朽化していたア
ーケード(約120m)を改修したもので、約
4500万円の事業費のうち国の中小商業活力向上事
業補助金を使って昨年5月から工事を進めていた。
 記念セレモニーでは、同商店街振興組合(豊田
豊代表理事)が「東日本大震災を考慮して、イベ
ントを中止することも考えたが、西日本が元気を
出して日本再生の機運を出そうということになっ
た」と経緯を説明。
 また「リニューアルについては4年前から計画
し、国に2分の1、尾道市にも補助を頂くことで、
3分の1の自己資金で工事することが出来た。4
年越しの夢が実現した。これでハードが整ったが、
今度は私達各店が変わっていき、歩いて楽しい、
面白いと喜んで頂ける商店街にしなくてはいけな
い。今日はその第一歩である」とあいさつした。
 選挙中の県議候補者も駆け付けるなか、「今日、
ドラマてっぱんの放送最終回となり、ペッチャー
祭りとともに尾道の町が全国に放送された。これ
を起爆剤として活かしながら、町の活性化につな
げたい」と平谷祐宏市長が来賓祝辞。
 さらに「今年度から中小企業庁に職員一人を派
遣、市を上げて中小企業の発展に力を入れていこ
うというこの時期、商店街のリニューアルは幸先
良いスタート。尾道市は『歩ける町』を町づくり
の方向性に、公園と海岸線と商店街を近付けたい
と考えている。素晴らしい明日を創るため、がん
ばろう日本のスタートにしたい」と述べた。
 来賓はじめ40店ある商店主も通りに並んでテー
プカット(=写真)、相撲甚句が披露され、女性
コーラス・アップルティーによるミニライブがあ
った。
 各店のお買い得品を1ヶ所に集め、売上金の10
%を被災者の義援金に寄付するワゴンセールとフ
リーマーケット、尾道大学生による似顔絵イベン
トなどが開かれた。3日も午前11時から同じ内容
である。



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