山陽日日新聞社ロゴ 2011年3月13日(日)
消防庁長官、県知事通して要請
 尾道消防から緊急応援隊
  神森隊長ら8名と車両2台出発
整列する隊員
 地震の観測が始まった明治時代以来国内最大の
マグニチュード8・8、震度7の大地震と大津波
に襲われた東北地方。まさに未曾有の大災害が11
日午後に発生、町や集落が壊滅するなど想像を絶
する東北地方太平洋沖地震。
 この地震に際して消防庁長官から県知事を通し
て尾道市消防局へ「東北地方へ緊急派遣出動」の
要請が、一夜明けた12日午前6時10分にあった。
尾道市消防局では早速に派遣部隊を編成、間髪を
入れず午前10時から消防局で「応援出動の出発式」
を行うことにしたが、30分繰り上げて9時30分か
ら消防局で消防幹部らが参加して出発式を行った。
 出発式では、郷力副市長が「大変、悲惨な災害、
日頃の訓練を現地で発揮してほしい。道中の交通
安全に注意して期待に応えてください−」等の激
励のあいさつ。派遣部隊の8名を代表して警防課
長の神森義文消防司令長が「期待に応えるよう行
ってきます−」等のあいさつをして、消防職員が
居並び、拍手の中を消防車2台に分乗して出発し
た。
 派遣出発したのは尾道消防本署の搬送車と瀬戸
田消防のタンク車。消火部隊として金久研一さん、
石田修さん、大宮健史さん、三鼓敬介さん、吉田
健太郎さん。後方支援隊として神森派遣部隊長、
佐伯徹也さん、吉原忠近さん。
 尾道消防局から出発した緊急応援隊は岡山県笠
岡市の篠坂PAに立ち寄り、ここで広島県隊と集
結合流、10時30分から広島県隊の結団式を行い、
東名でなく、中央道を通って東北へ向かった。



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