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2011年1月23日(日) タイムスリップ・レール...オノテツ 地元から寄せられた遺品 三成小付属郷土資料館にて |
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消えた鉄路・尾道鉄道の資料集・データファイ ル作りを進めている尾道学研究会(天野安治会長) では、沿線の要所となる三成と御調をピックアッ プし、現地に出向いての情報収集を重ねている。 車庫や火力発電所のあった三成では、地元の歴 史研究グループである「三成学区の歴史と自然を 訪ねる会」(通称・三訪会)事務局長の板原壽雄 さんが案内・コーディネート役となり、資料確認 や語り部の仲介などにあたった。 市立三成小学校(後藤ひとみ校長)においては、 同小附属の郷土資料館に所蔵される車掌カバンと 切符を切るハサミの2点が確認され、図録用の写 真撮影が行われた。 同資料は地元の実政一海さんから寄贈されたも ので、三成駅で使用されていたものではないかと 見られている。 まちかど尾道学ミュージアムで08年に開催され た企画展では、廃棄処分されるところを譲り受け たという車掌カバン、ハサミなどが市民からの持 ち寄りで確認されているが、今回の発見はこれに 続くものとなった。 何れの資料も「オノテツの遺品たち」として、 資料集の中の図録編のページで収録されることに なっている。 三成小の郷土資料館には、民具・農具を中心と した民俗資料が豊富に保管・収蔵されており、尾 道鉄道関連では、停車中の電車を撮った古写真1 点(山本勲造氏寄贈)も見られる。それぞれに資 料番号と児童による調査票が添付されているほか、 資料の整理には三訪会も支援・協力している。 【写真】=(上)車掌カバンとハサミ、(下)三 成小附属郷土資料館の内部。 |