山陽日日新聞社ロゴ 2011年1月6日(木)
坂道写真館で
 ありがとうドビンちゃん
  ファンによる投稿展示も計画中  
ありし日のガイド犬ドビン
 尾道の観光案内犬として親しまれてきたドビン
(本名・ロビン)が亡くなって早半年が過ぎた中、
ありし日のドビンと尾道を振り返る写真展「あり
がとうドビンちゃん」が、東土堂町、千光寺旧参
道沿いの坂道写真館で開かれている。
 世話人の一人で、ドビンがゆく尾道風景を撮り
続けて来た同館館主の山中仁さんによる企画で、
山中さんがこれまでに撮り溜めたものの中から厳
選して展示しており、一部ずつ順次入れ替えも行
ってゆく。また、ファンからの投稿展示も計画中
という。
 「亡くなって半年、人々の記憶から徐々に遠の
きつつある中、今一度ドビンちゃんの活躍・勇姿
を偲んで、思い出して頂ければ..」と、山中さん
はドビンの写真を懐かしく、また愛おしそうに見
つめる。
 写真館では、山中さん所蔵の戦前からのカメラ
200台も常設しており、カメラ好きの方も楽し
める。
 原則土・日開館で11時〜16時30分まで。都合に
より臨時休館あり。入館料は協力金として100
円。
 山中さんとドビンが綴るブログ「ガイド犬ドビ
ンの尾道放浪記」も、亡くなってしぱらく休止状
態にあったが、四十九日が過ぎた秋頃より再開さ
れており、回顧録風にありし日を振り返ると共に、
天国から下界へ向けて、時に辛口?も交えつつ、
ドビンがほのぼのとしたコメントを寄せている。
 同ブログは全国のファンから根強い人気を誇り、
亡くなった時には200件以上のコメントが寄せ
られた。再開後もこれまで通り全国のファンから
毎回コメントが寄せられており、今も多くのファ
ンから愛されている事が分かる。
「写真」=山中仁さん撮影による一枚。



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