2010年9月7日(火)
泰平と豊穣祈り
 4年に1度の踊り奉納
  高御調八幡神社で秋季例大祭を
長い石段を登る
太鼓を抱えた踊りと稚児行列
 本格的な稲刈りシーズンを前に、御調町丸河南、
高御調八幡神社(前田益弘宮司)で5日、恒例の
秋季例大祭が営まれ、氏子衆が4年に1回奉納す
る県無形民俗文化財「みあがり踊り」を境内で披
露した。
 祭典は拝殿で4人の巫女による舞が奉納され、
神社から東部の大田、市、石原諸原地区と西部の
丸河南、倉戸、植野、野間地区の氏子衆が、まず
鳥居前でみあがり踊りを奉納。
 続いて地区総代や暴れ獅子舞、鳳凰の飾り、鐘
太鼓とともに、202段ある参道の石段をゆっく
り登った(=写真上)。
 さらに本殿を回り、拝殿前で「本庭」と呼ばれ
る演目を奉納、詰めかけていた参詣者に披露した
(=写真中)。
 高御調八幡神社は、御調川沿いに広がる田園地
帯が一望できる高台にある。みあがり踊りは1966
年4月に県無形民俗文化財に指定され、その年に
同神社に奉納されたがしばらく途絶えていた。94
年に再復活で奉納されて以降、地域の泰平や五穀
豊穣を願って、4年ごとに踊りが奉納されている。

3年掛け改修工事
 稚児行列で完成祝う
 今回は、氏子から約3000万円の寄付(550
人)を募り、2006年11月から3年掛けて行
われた本殿屋根の銅板葺き替え、回廊修復、社務
所の新築、石段修理などの大改修工事が終わった
ことから、記念祝賀会も合わせて開かれた。稚児
行列(写真下)が参道を上がり、記念碑を除幕。
 高寄卓爾・建設委員長が、住民から募った浄財
をもとに進めた工事の経過を報告。来賓の高山博
州県議が「創立された800年前といえば、地方
分権が始まった時代で、八幡神社がその拠点だっ
たのではないか。高校の時に運動部で石段を登っ
ていた。登る辛さより、この石段を作った人の恩
を感じて、400年前にみあがり踊りが出来たの
ではないか。これからも平和に暮らしたい」とあ
いさつ。
 地元の山根信行市議は「お宮が心の支えとなり、
地域が発展してほしい」と語った。  [幾野伝]

高御調八幡神社(たかみつぎはちまんじんじゃ)
場所はこちらの「た」



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