2010年9月2日(木)
リンダ監督『礎』
 ベッチャー太鼓と交流
  カナダのチビ太鼓 尾道での「日本体験」作品に
「礎」ポスター
リンダ・オオハマ監督
太鼓演奏
 祖母が尾道出身で日系カナダ人の映画監督、リ
ンダ・オオハマさん(=顔写真)が、新作『礎 
Fusion of the Hearts』を
このほど、尾道で完成させた。昨年夏、尾道を訪
れ「ベッチャー太鼓」と交流し、共演したカナダ
・バンクーバーのグループ「チビ太鼓」を追った
37分のドキュメンタリー。     [幾野伝]
 チビ太鼓は、バンクーバーの日系四世などで構
成する和太鼓グループで、リンダ監督の企画とリ
ードで昨年7月、6歳から23歳までの13人が
団長のホンマ・シノブさんらと来尾。
 10日間の尾道滞在中、尾道ベッチャー太鼓(吉
原正幸代表)から「本場」の和太鼓を学び練習、
尾道瑠璃ライオンズクラブがさまざまな国際交流
事業を展開。メンバーは支援者などの自宅でホー
ムステイし日本の暮らしにも触れた。
 作品『礎』は、尾道到着から密着。高須小での
歓迎パーティーに始まり、同校体育館でのベッチ
ャーとの合同練習、夏祭りの参加などの他に、吉
田篤史さんによる能の特別体験、尾道大学での茶
道、清水満さんから書道を教えてもらう場面も写
されている。尾道の日常風景もふんだんに織り込
まれている。
 作品には日本語の字幕スーパーとナレーション
が入っており、終盤、ベツチャー太鼓との共演披
露(会議所記念館広場)を終え、「メンバーのほ
とんどが日本にルーツを持っている。尾道での経
験は、日本の心を持ち続ける手助けになる」、
「この経験は世界がこれほど多様であることを学
べる始まりとなった」と結んでいる。
 『おばあちゃんのガーデン』の尾道での上映以
降、リング監督の活動をバックアップし、当時瑠
璃ライオンズクラブの会長だった大谷治さんが総
合プロデューサー、長尾光徳さんや堀川文雄さん
らがカメラを担当した。
 難しいとされる日本の滞在許可証を取得したリ
ンダさんは、昨年から1年間の大半をルーツであ
る尾道で暮らし、次回作の構想を練るなど地道に
製作活動している。今年はバンクーバー五輪が終
わってから春に来尾、千光寺山中腹の借家をスタ
ジオに、『礎』を編集しこのほど完成させた。
 『礎』はベッチャー太鼓の代表的な曲目で、共
演した思い出の作品から題名を付けた。
 リング監督は作品を、アメリカ・ハワイとバン
クーバーであるインターナショナル・フィルム・
フェスティバル、広島ダマー短編映画祭のコンペ
ティション部門に出品することにしている。DV
Dにもなっており、3000円で販売中。問い合
わせはtel 37-2905(茶房こもんの大谷さん)へ。

茶房こもん



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