2010年8月7日(土)
開湯から半世紀
 温故知新昭和の雰囲気生かし
  美ノ郷町三成養老温泉本館リニューアル
玄関前
社長と商品陳列棚
 尾道の市街地から北へ5km、美ノ郷町三成の養
老谷にある温泉宿「養老温泉本館」(武内隆幸社
長)が今夏、リニューアルオープンした。日帰り
入浴客が以前より増え、「昭和の雰囲気」が人気
を集めている。           [幾野伝]

 造り酒屋を経営し町の名士だった土生彦治郎翁
が養老谷に温泉郷を開発し、養老温泉は1960年に
開湯、今年でちょうど半世紀になった。
 老朽化に伴い6月初めから1ヶ月間休業し、創
業から初めてとなる大規模改修を行ったもので、
木造2階建ての1階(約300平方m)にある男・
女浴場のタイルの全面貼り替えをはじめ、狭かっ
た脱衣場を広げて洗面台を新設、さらに洋式の洗
浄トイレヘの変更など、特に衛生面を改善。
 また複雑だった動線をすっきりさせ、西側の表
玄関から入ってくる泊まり客と南側の出入り口を
利用する日帰り入浴客の両方から、分かり易いよ
うにフロントロビーの位置をホール中央に移動。
 外装も木製の桟や日除けを加えるなど、和を意
識したデザインに一新した(=写真上)。
 設計監理は山波町、一級建築士の藤本友行さん
(市議会議員)が担当。「もとの良かった古いイ
メージを壊さないよう、新しさを加えることで、
マイナス面をプラスにした」と温故知新の設計コ
ンセプトで、「昭和の雰囲気」を大切にしたとい
う。
 客を出迎え、要望に応える武内社長が立ってい
るフロントは、まさに「昭和」。子供向けのスナ
ック菓子がガラスケースに見世棚式に並び(=写
真下)、古いポスターなども再活用されている。
 日帰り入浴客はリニューアル前と比べて、1日
平均80人から100人に増え、週末を中心に賑
わう。それまで高齢者が中心だったが、若い女性
客も増えてきたという。瀬戸内の魚介類、地元の
野菜を使った定食なども人気。
 「派手なことは出来ませんが、常連さんを大切
にする気持ちで、常連さんがゆっくりくつろいで、
喜んで頂けるよう努力したい。その結果、『良い
温泉だ』という噂が口コミで徐々に広がっていけ
ば−」と謙虚に語る武内社長。
 養老温泉の泉質は単純弱放射能冷鉱泉で温泉ラ
ドンを含有。浴用では痛風や慢性胆のう炎、胆石
症、神経痛、冷え性など、飲用では痛風、慢性消
化器病などに効くという。
 日帰り入浴は午前10時から午後9時までで、大
人500円、子供200円、幼児100円。休憩
室で飲食しながら、何回でも入浴できる。個室で
の食事付き入浴コース(3150円から)もある。宿
泊は2食付きが6300円からで、素泊まりは3990円、
朝食付きは4725円。
 問い合わせはtel 0848-48-1411へ。

この電話番号は朝7時から夜8時まで。

詳しくは公式ページにて



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