2010年7月27日(火)
20周年記念
7月、8月 島はお祭りムード一色に
 盛大に「因島水軍まつり」
  原点に戻り出陣式に跳楽舞、小早レースなど
よろい、かぶとで出陣式
花火大会
 南北朝から室町、戦国時代にかけて因島を拠点
に活躍した村上水軍を顕彰する「因島水軍まつり」
が7月、8月に3部構成でイベントが繰り広げら
れ、島は祭りムード一色に染め上げられる。
 水軍の歴史を学び、守り伝えていこうと始めら
れた「因島水軍まつり」は今年で20周年の節目を
迎える。例年通り「島まつり」、「火まつり」、
「海まつり」の3部構成でおこなわれる。
 「島まつり」は7月31日(土)におこなわれ、
今年は20周年の節目で原点に戻り、「いんのしま
各々水軍城物語」と題して各公民館を城に見立て、
午前9時から各城で出陣の儀式「三献の儀」をお
こない、跳楽舞で心をひとつにして「エイエイオ
ー」と武者を送り出す。
 各城から出た武者は中庄町、金蓮寺と因島水軍
城に集結、そして水軍城の山門から鎧をまとった
住民がほら貝や太鼓の音色に合わせて練り歩く武
者行列があり、水軍城ふもとの広場で先人感謝祭
を挙げる。
 午後6時からは土生商店街で子ども武者が練り
歩き、跳楽舞を踊り、水軍陣太鼓を披露する。
 「火まつり」は8月28日(土)午後5時から大
浜町、しまなみビーチでおこなわれる。因島村上
水軍太鼓の演奏や村上水軍ゆかりの跳楽舞の各団
体によるはねくらべ、そして鎧、兜姿の水軍武者
に扮した市民が手にした大松明を練り廻し、掛け
声とともに立ち上がると炎が夜空を焦がし、祭り
は最高潮に達する。夜は3000発の花火を打ち上げ
る。
 フィナーレの「海まつり」は翌29日(日)午前
8時半から、しまなみビーチでおこなわれる。村
上水軍時代に伝令船として活躍した木造船「小早
(こはや)」による競争レースが展開される。因
島大橋を望む1005m(子どもは950m)のコー
スで先陣争いを繰り広げる。漕ぎ手14人と船頭が
乗る小早は太鼓を打ち鳴らし、幟をはためかせな
がら出走する。
 20周年記念を祝い、8月8日午後1時から因島
市民会館で海上自衛隊呉音楽隊が演奏会を開き、
「艦上の旭日」や「スペイン」など演奏する。問
い合わせ先はユニバーサル造船因島労働組合
(tel 0845・22・0084)または自衛隊尾道出張所
(0848・22・6942)まで。
 また20周年記念マフラーを発売、緑・赤・青の
3色で一本1000円、3本セットで2500円。問い合
わせ先は因島総合支所しまおこし課(0845・26・
6212)まで。
 [写真上は昨年の「島まつり」の出陣式。下は
夜空を染める花火大会]

期間中の案内ページ(尾道市)



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