![]() |
2010年6月4日(金) ユニット「ひまり」 作詞作曲の松瀬一昭さん因島出身 新曲『尾道の夏』届ける 中三当時「夢見つけさせてくれた場所」 |
|
![]() |
||
一人が尾道出身のユニット「ひまり」が新曲 『尾道の夏』を制作、来月中旬から音楽配信され ることになり、このほど平谷祐宏市長を表敬訪問 しPRした。その後、8月中旬に尾道での初ライ ブも決定した。 [幾野伝] 「ひまり」は因島出身で三庄中学(現因島南中) を卒業するまで因島で過ごした松瀬一昭さん(31) =写真左=と、大阪市出身の門松良祐さん(28) の2人が2002年9月に結成。「ひまり」とは、歌 を通じて2人の周りに「輪」を創り、一つの花 「ひま輪り」を咲かせたいという願いが込められ ている。 01年に飲食店のアルバイト先で出合った2人 は、大阪・天王寺でのストリートライブから活動 をスタート。通算1万枚のCDを手売りで売り切 り、03年にはヤマハ主催ビバ・アコースティッ ク大会でグランプリを受賞。07年にファースト アルバム「ひまり」でデビュー。その後、「あか ね色」、「まっしろ」など4枚のミニアルバム、 09年に初シングル「I stand by me/歩幅」を発 売。今年1月には「ひまり10,000人ライブヘの道 〜1st step」を成功させている。 その間、日本テレビの「スッキリ!!」や「ラジ かるッ」のエンディング曲、映画「花婿は18歳」 の主題歌、早稲田アカデミーのCMソング、DS ソフト「らくらく心電図」のテーマソング、ラジ オ番組のレギュラーなど活動の幅を広げ、徐々に 人気が高まっている。現在、杉山清貴さんの全国 ツアーで前座もつとめている。 また、尾道で収録が行われているNHK朝の連 続テレビ小説「てっぱん」のヒロイン瀧本美織さ んは、かつてひまりのプロモーションビデオ「茜 色、空の下..」に出演している、意外な繋がりも あるという。 松瀬さんが全ての曲を作詞作曲し、門松さんが メインボーカルをつとめる。2年前には母校三庄 中でライブ、今年3月には同校の閉校式に招かれ 歌声を披露した。 新曲『尾道の夏』は、すでに作ってあったポッ プス調の曲に、閉校式で帰って来た時に尾道の町 を歩き、2日ほどで一気に書き上げた。 「中学3年の時、バンドのライブを開いて担任 の先生から『松瀬君は歌が好きなんだね、上手い ね』と言ってもらったのが始まり。尾道、特に因 島はぼくに夢を見つけさせてくれた場所。プロフ ィールの出身地では、2人が出合った大阪で統一 したら?とも言われたが、ぼくは尾道・因島の出 身だけは譲れなかった」と松瀬さん。 「懐かしさ、島々の思い出がある。尾道の町も、 変わっていくものもあれば変わらないものもある。 自分も根本的には因島に居た頃と変わっていない はず」と語り、「心を込めて歌うことで、古里へ の恩返しになれば」と意気込む。 7月中旬に音楽配信される予定。「古里には生 の声を届けたい」と松瀬さん。平谷市長は「同じ 因島出身のポルノグラフィティに続くよう応援し ます。尾道でぜひライブを開いて」と激励してい た。 その後松瀬さんからの連絡によると、8月中旬 の尾道ソロライブが決まったという。 |