2010年5月28日(金)
朝ドラ「てっぱん」
 「穏やか」町の印象語る
  ヒロイン三世代の富司純子さん安田成美さんら
尾道水道を背に出演の女性3人など
 9月から放送が始まるNHKの朝の連続テレビ
小説「てっぱん」の収録が尾道で行われている。
26日午後には記者会見があり、主な出演者が意
気込みなどを語った。ヒロインの祖母役の富司純
子さんは「20年前、大林宣彦監督の映画『ふたり』
で1ヶ月尾道に居させてもらったことを思い出す。
穏やかで大好きな尾道に帰って来られて嬉しい」
と述べた。            [幾野伝]

 この日の収録は、ヒロイン「村上あかり」の実
家が経営する「村上鉄工所」の舞台となる尾道水
道沿いの向島町中富浜、新栄機工(三好英樹社長)
で行われた。
 その合間にあった記者会見には、この日初めて
「三世代」が顔を揃えたというヒロインの瀧本美
織さん、養母役の安田成美さん、実祖母役の富司純
子(すみこ)さんが出席(=写真上)。
 NHK大阪放送局の海辺潔チーフープロデュー
サーが冒頭、「このドラマは家族がテーマ。尾道
の家族と大阪の家族が交わる母と娘の物語。良い
家族になっていくでしょう」と説明。
 瀧本さんは「一昨日から尾道で撮影している。
今日は共演者のきれいなお二人に囲まれて嬉しい。
尾道は寺、坂、猫といろんな顔を持った町。食べ
物も空気もおいしい。撮影を楽しみたい」と意気
込みをみせた。
 安田さんは「前日の夜に尾道に入った。今朝、
目が覚めるとホテルのすぐ前が海だった。坂道が
あり緑もきれいで、なごむ場所。こういう町で私
は子育てし生活しているのだと、尾道が徐々に心
身にしみてきている。いつも笑っていながら芯の
ある役を表現していきたい」と抱負を述べた。
 富司さんは「私が小学生から高校1年まで過ご
した青春の町、大阪が舞台なので楽しみにしてい
る。尾道にはベッチャーの鬼がいるが、私はこの
鬼で通したい。毎朝、老人パワーを共感してもら
えるように頑張ります」と語り、「昨日はあかり
と出合い、あかりが海に飛び込むシーンを撮影し
たが、彼女はガッツがある。寒さで失神寸前だっ
たが、やり遂げた。彼女は10ヶ月間走り抜けられ
る、楽しみにしていてほしい」とベテランらしく
新人の瀧本さんにエールを送った。
 さらに、「もう20年も前に、大林宣彦監督の
映画『ふたり』で1ヶ月間、尾道に居させてもら
ったことを懐かしく思い出す。穏やかで大好きな
尾道にまた帰って来られて嬉しい」と笑顔で語っ
た。
 今年1月初め、「てっぱん」の企画が発表され
尾道市役所を初めて訪れた時、「大林監督の映画
が大好きで、特に三部作の『転校生』−」と語っ
ていた海辺プロデューサーは、「尾美としのりさ
ん(住職役)の起用などにその思いの一端は表れ
ていると思います。大林映画では描かれていない、
別の尾道の面も表現したい」と話していた。

市内撮影 尾道渡船や土堂小も
 尾道での収録は予備日を入れて来月8日までの
スケジュールで、ヒロインが自転車で通学する尾
道渡船や「尾道第一高校」の設定で土堂小学校な
どでも行われる。6月中旬からは大阪のスタジオ
で収録される。
 他に出演者は「尾道の人々」としてヒロインあ
かりの親友に朝倉あきさん、父親に遠藤憲一さん、
兄に森田直幸さん、父の友人に柳沢慎吾さんら。
「大阪の人々」としては赤井英和さん、川中美幸
さん、柏原収史さん、竜雷太さん、ともさかりえ
さんら。
 放送は9月27日から来年の3月26日までの
全151話。デジタル総合テレビで午前8時から
と午後12時45分から、BSハイビジョンで午
前7時半から、BS2で午前7時45分からと午
後7時半からの1日5回の放送。プラス毎週土曜
日の午前9時半からは、1週間分をまとめて再放
送する。

尾道渡船

土堂小学校



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