2009年10月1日(木)
 旧福井邸の茶室を特別公開
  昭和3年裏千家当代随一の数寄屋師棟梁
庭から見た茶室
 10月1日から11月末にかけて、全国いっせい
に「近代化遺産全国一斉公開」事業が展開されて
おり、尾道市でもこれに協賛して国の登録有形文
化財として登録されている旧福井家住宅(現文学
記念室)の主屋、蔵、茶室のうち、普段は公開し
ていない茶室を3日(土)から11月29日(日)ま
での土・日曜日と祝祭日に限り特別公開する。
 入館料は通常の料金(3館共通300円)と同
じ。10月は午前9時〜午後6時、11月は午後5
時まで。雨天、風の強い日などは中止する。
 茶室・水屋の雨戸を開け室内を公開し、道具類
は置かない。主屋西側縁側を通って茶室へ出入り
し、露地には降りないようにと望んでいる。
 旧福井邸は主屋東棟が大正元年(1912)、主屋
西棟が昭和2年(1927)に建てられ、茶室は翌3
年に完成。茶道と深い関わりがあった福井英太郎
氏の妻マンさんの希望で、ほとんどの部屋に炉壇
が保存されている。
 茶室名は「光月庵」(扁額は複製)で、設計は
数寄屋師木村清兵衛(裏千家出入りの当代随一の
棟梁)。切妻屋根の草庵茶室。

場所はこちらの「おのみち文学の館・文学記念室



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