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2009年8月30日(日) www.onomichig.com 尾道学研究会公式ホームページ本稼働 尾道学アーカイブを核に 『尾道をゆく』もコンテンツに |
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尾道学研究会(天野安治会長)による公式ホー ムページが7月より試験的公開ざれていたが、こ のほど本格的に稼働を開始し、″尾道を知る・学 ぶ・考える″を、尾道から広く全国へ向けて発信 している。 研究会の活動が活発化・多角化して来る中で、 ホームページの開設を求める声が日増しに高まっ ていたが、諸事繁忙でとてもホームページにまで 手が回らない状況にあった。 そうした中、昨年暮れより開設に向けての具体 的な準備・調整が始まり、アナログな尾道学にあ って、データベース構築など、デジタル面を中心 に技術的なサポートを手掛けている外部の人材に よって制作された。 トップ・ページヘ来ると、【アーカイプ】、 【ミュージアム】、【尾道をゆく】、【尾道路地 裏探訪】、【尾道学アイテム】のコンテンツが並 び、研究会の最新情報、概要及び組織体制もそれ ぞれ案内されている。 【アーカイブ】=「デジタル尾道学アーカイブ (データベース)」が本サイトの核(本題)とな るもので、尾道絵葉書発掘を筆頭に、これまでに 研究会が集積してきた各種史資料が分野別に整理 され、画面上で資料画像とその情報を閲覧する事 が出来る。まだ初期段階である為、公開されてい る分量は少ないが、随時追加されていく事になる。 【ミュージアム】は、街かど文化館での尾道学 企画展である「まちかど尾道学ミュージアム」を 紹介し、初回では、予想以上の盛況を見せた尾道 鉄道展「タイムスリップ・レール..尾鉄」をプレ イバックしている(10月末まで)。 【尾道をゆくver.Web】では、本紙連載中 「尾道をゆく」のバックナンバーを読み返す事が 出来る。 【尾道路地裏探訪】は、他のコンテンツとは色 が異なり、迷路の様な尾道の「道」を歩き回り、 そこかしこで色々な発見をしてゆく内容で、尾道 通な旅人向け。「迷子のススメ」と銘打たれてい る。 「尾道学アイテム」では、『尾道..セピア色の 記憶』に、渡船のある風景展の置き土産となった 「渡船のペーパークラフト」と、尾道学発の図書・ グッズを紹介している。通常ならここで通販とな るところだが、セピアは市内各取扱店で、ペーパ ークラフトは文化館受付でそれぞれ入手してもら う様、あえて通販の対応はとっていない(出来る 限り尾道で...)。 尾道学研究会のご案内において、天野会長が次 の様なトップ・メッセージを寄せている。 ◆尾道学研究会 尾道を「知る」「学ぶ」「考える」のスローガ ンのもとに、尾道に対する強い愛情と関心をもつ 人びとが集まってつくったのが尾道学研究会です。 結成以来4年、いまや会員数120名に達し、市 外からの入会者もみられるようになっています。 わたくしたちの活動の足跡は別項年表等を参照く ださい。 ◆多様な興味も大切にする 尾道学研究会に集う会員の興味や関心の対象は 多様、多彩、実に様々な分野に亘っています。会 の運営に当たっては、この多様性をできるだけ大 切にし、発展させて行くよう努めています。 ◆まずは身近なところから・・・ また、私たち尾道学研究会の取り組むテーマは、 絵葉書の集成にもみられるように、身近なものが ほとんどです。今までとは異なった新しい切り口 で尾道の姿を明らかにして行こうとしていますが、 これが市民のみなさんの関心を呼びさますことに なりました。 ◆成果を市民に公開、還元する わたくし達が調べ、掘り起した成果は、まとめ 次第、展示公開しています。その反響は大きく、 さらなる史資料の発掘へと発展して行くことも少 なくありません。それがまとまると出版へとつな がって、成果を記録し、残す方向へと進むことに なります。いま、現在も、絵葉書につづく出版を 計画中です。 ◆オールドパワーとヤングパワー 尾道学研究会には多くの高齢者が会員として参 加されていますが、みなさんとても元気です。自 分たちの街に誇りを持ち、その歴史を解明するこ とに生き甲斐を感じておられるからでしょう。こ のオールドパワーとうまくかみ合って、会の運営 を支えているのがヤングパワーです。彼らの積極 的な活動がオールドパワーを刺激し、その力を引 き出している。これが尾道学研究会の強味なのか も知れません。 研究会では、外からの尾道学的情報の受信にも 期待しており、尾道のネットワークをこれまでの 市内及びその周辺・会員の間から更に拡大させ、 全国レベルで情報の共有や交流を図っていきたい としている。 アクセスを介しての問い合わせとして、尾道学 なるものに興味関心を持つた報道関係から、また、 「佐倉学」を立ち上げている千葉県佐倉市の教育 委員会(学校教育部門)から照会を受けていると いう。 グーグル、ヤフー共に「尾道学」で検索すると 何れもトップに表示。 |