2009年5月10日(日)
夏の旬味地元の穴子と海老で
 蒲鉾の「桂馬商店」新商品を
穴子と海老の蒲鉾
 大正2年創業の土堂一丁目、桂馬蒲鉾商店(村
上博志社長)が、瀬戸内産の地穴子と地海老を使
った夏限定の新商品を11日、発売する。昨年秋に
売り出した「甘味・柿果」に続く第2弾の「旬味
蒲鉾」となる。
 「地穴子の焼蒲鉾」は、旬の近海で獲れ白焼き
にした穴子を板付け蒲鉾にのせ、特製のつけだれ
で香ばしく炙って仕上げた。「極上のすり身に穴
子の旨味が加わり、この時季ならではの旬味をお
愉しみいただける」と同店。1800円で予約販売、
7月下旬までの予定。
 「地海老寄せ夏蒲鉾」は、尾道港に揚がった地
の小海老、木の芽をのせて仕上げた。1600円で8
月下旬まで店頭販売する。
 グチ、ハモ、エソ、コウイカを主原料に、生の
すり身だけにこだわり、食感と風味を守り伝えて
いる同店の上蒲鉾をベースに、素材の良さをその
まま活かしたシンプルな香味が特徴になっている。
 社内で5年ぐらい前から地元の食材を活かした
商品開発を進めており、次には特産の柑橘類を使
った新商品も計画しているという。
 両品一本づつの詰め合わせは3500円。
 12日からは、東京の日本橋三越本店で第3回
「後世に伝えたい匠の味展」に出店、新商品を全
国発信する。            [幾野伝]



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