2009年5月10日(日)
お手軽500円で
過去と現在をゆく今昔散策へようこそ...
 『尾道...セピア色の記憶』
  第二弾 尾道らしいガイドブックの決定版
表紙 SLの走る山陽本線
尾道駅前今昔
 尾道学研究会(天野安治会長)が年初に発行し
た尾道絵葉書資料集(第一集)『尾道..セピア色
の記憶−絵葉書に見るありし日のオノミチ−』の
続編が出版されるに先立ち、このほど報道機関へ
先行発表(プレス・リリース)され、その全貌が
明らかとなった。
 明治・大正・昭和と、セピア色に染まるありし
日の尾道へ誘う『尾道・・・セピア色の記憶』
(天野安治監修、尾道絵葉書発掘プロジェクト編、
尾道学研究会発行)の続編、というより姉妹本と
なる本作は、「尾道・・セピア」の主題はそのま
まに、副題を『―過去と現在をゆく今昔散策−』
と銘打ち、絵葉書に記憶されたセピア色の風景と、
その現在の風景を対比させた、まさに今昔構成と
なっている。
 前作に収録された内から、過去と現在の対比・
変遷が楽しめるもの、散策するのに適しているも
のをセレクトし、一頁の上段に過去(セピア色の
絵葉書)、下段に絵葉書とほぼ同じ位置からとら
えた現在の風景を掲載している(=写真下)。こ
の内の一点には、前作に未収録の【尾道浄土寺卜
其海岸】(大正〜昭和初期、谷野照男氏提供)が
収められており、鉄道ガードがない浄土寺本参道
の全景を見る事が出来る。
 前作は主として書棚に収まる資料集であったが、
今作は表紙に「散策ガイドブック」と銘打ってい
る通り、本書を片手にロケ地めぐりの感覚で、絵
葉書の1シーンを求めて今昔散策に出掛けてもら
おうという趣旨の仕上がりになっている。
 サイズ、頁数共に前作の約半分のA5版、45ペ
ージ(広告・案内ページは除く)、巻末には手作
りの【今昔散策ポイント地図】も蛇腹式に付いて
おり、携帯・散策に便利な一冊となっている。ま
た、懐かしさに浸る尾道土産として、遠方の方
(とりわけ尾道出身の方)ヘプレゼントするのに
も最適な一冊といえる。
 前作には「大正期の尾道港パノラマ絵葉書」が
附録として付いたが、今作では初回限定版(初回
出荷分のみ)として、復刻尾道絵葉書(3枚セッ
ト)袋付きが封入されている。尾道学研究会と木
曽いんさつのコラボレーション企画として、今後
はバリエーションを増やし、単体での制作・販売
も計画されており、研究会企画事務局では、セピ
ア色の尾道土産として、絵葉書を主体に尾道学発
のオリジナル・グッズを企画・展開していけれぱ
と意気込んでいる。
 本作は、平成20年度尾道市市民提案事業(所管・
尾道市政策企画課)として出されたものであり、
尾道市と尾道学研究会の協働により形を成したも
のと言え、それ故に実質の企画制作者である研究
会では、尾道市と取り組みを応援して下さった市
民の方々に感謝と敬意を表し、二本線の市章(市
のマーク)を裏表紙と扉頁に表示している。
 正式リリース・販売開始は17日(日)以降で(各
店により多少の差異があります)、前作の取扱店
である啓文社市内各店、花本書店、尾道商業会議
所記念館、ゆきひろメイト・カムカム、グリーン
ヒルホテル尾道、尾道ええもんや(本通り店、新
駅店)の他、尾道学研究会会員の各店・甘味処と
とあん、三阪商店、今川玉香園茶舗、藤原茶舗、
おのでん、帆雨亭、坂道写真館等でも取り扱う。
 定価はワンコイン設定の税込み500円。



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