2009年3月4日(水)
国際現代美術協会 尾道で初の巡回展
  地元作家も協賛 外山さんら39人が出品
尾道水道に渡船が浮かぶ風景画
 国際現代美術家協会(通称i・m・a第2回広
島展が10日から15日まで中央街、絵のまち館で開
かれる。
 i・m・a全国公募展で最高の文部大臣奨励賞
を受賞した外山昇さん(ペン画)が広島支部長を
務め、外山さんをはじめ38人が油彩、日本画、和
紙アート、グラスアート、ドラマティツクアート
など出品する。
 郷土ゲスト作家として尾道美術協会長、佐藤圭
史さんら7人が賛助出品する。
 国際現代美術家協会は1962年、母体である神奈
川県美術家協会が有島生馬、土方定一、里見勝蔵
ら71人で発足。1979年、フランスのソシ工テ・ナ
ショナル・デ・ボザール(S・N・B・Aビエン
ナーレ展)との交流が始まり、国際展の基礎が固
まった。1981年、在仏日本大使らから国際交流を
積極的におこなうにあたり、団体名称を変えたほ
うが良いとの助言があり神奈川県美術家協会から
県展国際部を独立し国際現代美術家協会をフラン
ソワ・バプレーや松田ヨシオ、阪井田勇、ロジェ
滋野、松田高明ら51人で創立した。
 既成の概念に拘束されることなく美術における
自由、平等と新たな価値の創造を旗印に掲げ、フ
ランスはもとよりアジアを中心に各国で交流展を
開いている。
 尾道には1994年11月、横浜から40人がスケッ
チ旅行に訪れている。尾道で巡回展が開かれるの
は初めて。
 [写真は広島展に出品する外山さんの廃業した
岸本渡船を描いた彩色ベン画『お別れの渡船』]。

絵のまち館の場所はこちらの「え」



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