2009年2月7日(土)
「桜」と「音風景」百選
バレンタインデーにちなみ「記念チョコ」など
 若者向けストーリー『恋人の聖地』に選定
  千光寺公園に新たな"勲章"もう1つ
「恋人の聖地」は各地域を代表する観光施設、地域を中心に、恋人の聖地プロジェクトのシンボルとして、NPO法人地域活性化支援センターが、恋人の聖地選定プロセスにより全国に100か所選定したものです。
 日本の桜百選、残したい音風景百選に選ばれて
いる尾道市の千光寺公園は、8日(日)のマイ桜
記念植樹に「日本の三大桜」の子孫樹の植樹など
で生まれ変わろうとしている時、新たにNPO法
人地域活性化支援センターによる『恋人の聖地』
にこのほど選定され、14日のバレンタインデー
に合わせて「恋人の聖地」の記念チョコを配るな
ど、今後若者向けのストーリー性のあるまちづく
りを発信していく好機と市は捉えている。
 『恋人の聖地』とは、各地域を代表する公共性
を有する観光施設・地域を中心に選定し、既存の
観光資源を有効活用し、人々の交流の場をつくり、
地域活性化等を図る−のが目的。
 運営主体がNPO法人地域活性化支援センター。
後援が社団法人日本観光協会。
 すでに平成18年4月1日からスタートしてお
り、今年1月現在で全国74か所が選定されてい
て、広島県では尾道・千光寺公園が初めてになる。
 尾道市では昨年12月に、千光寺公園を聖地申
請し、12月19日に恋人の聖地選定委が開催さ
れた。
 委員は中村徹(日本観光協会長)、島田晴雄
(千葉商科大学長、富士通総研経済研究所理事長)、
桂由美(ファッションデザイナー)、菊川怜(女
優)、暇屋崎省吾(華道家)の皆さん。
 今年1月1日付けで「恋人の聖地」として選定
されており、オフィシャルプレート(真鐘製28cm
×40cm横型)は公園内の展望台下「出会いの広場」
に、14日(土)までに設置されることになってい
る。
 千光寺公園「恋人の聖地」選定感謝デーと銘打
ち、尾道市では次の通りイベントを企画している。
 14日(土)のバレンタインデーに合わせて、桜
の小袋に入った記念チョコを、出会いの広場の記
念プレート付近で午前10時から正午までの間、ミ
ス尾道2人が先着500人に配る。午後からは千
光寺ロープウェイ山麓駅付近とかおり橋駐車場で
も配る。
 14日から3月14日(土)まで、公園内の店舗
で次のようなサービスを実施する。
 グリル展望(尾道丼1260→1100円に)
▽観光協会山頂売店(コーヒー、甘酒を100円
にて)▽欧風料理プチアノン(ランチ1割引き)
▽つるみ店(コーヒー、ソフトクリームを50円引
き)▽市立美術館(土曜日限定で記念品。数に限
りあり)▽千光寺山荘(瀬戸田ドルチェジェラー
トを50円引き)。
 これら協賛店舗には掲載の「ホップ」が貼られ
るが、同期間中の1か月間、市商連の女性部会員
の各店舗38店でも同様に「ポップ」を掲示し、
「龍の玉手箱」を購入した人に記念チョコをサー
ビスすることになっている。
 「恋人の聖地」は現在、尾道も含めて74か所
だが、近い将来に100選まで選定される予定で、
桜などと同様の百選になるものとみられている。
 本紙では、この20年来『尾道観光は物語性』
の戦略を主張してきた。また、平谷市長も「なん
とかストーリー性」をと日頃、市内を散策しなが
ら腐心を重ねている。
 今回の『恋人の聖地』に選定されたことにより、
市観光課でも「その名に相応しいストーリー性を
どう発信していくか?。新たな課題となる」と受
けとめており、これから様々なアイデアとそれに
伴う関連商品の開発など市民挙げての戦略性や情
報発信力が改めて問われてくる。『楽しい展開』
が予想、期待されることになりそうだ。



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