2009年2月4日(水)
運休の駅前渡船
浮桟橋が沈没、2か月が経過
 平谷市長「住民に必要な渡船」
  向島町区長会が航路存続で陳情
運休を伝える看板(向島側)
 向島町区長会の岡田堅三会長らは2日、市役所
を訪れ、平谷市長と井上議長に浮桟橋が沈没し運
休している駅前渡船の航路再開と存続を陳情した。
平谷市長は「駅前渡船は市民にとって欠かせない
航路で存続に向けて努力していきたい」と前向き
な姿勢をみせた。
 昨年12月9日、尾道駅前と向島町富浜を結ぶ向
島運航フェリーの向島側浮桟橋が沈没、再開の目
途が立たず、2か月近く経過している。この間、
通勤通学客や病院通いのお年寄りなど多くの交通
弱者が不便をかこっており、自治組織の区長会と
しても見逃すわけにいかず町民の総体として「航
路を存続して欲しい」(岡田会長)と陳情した。
 行政としても生涯学習センターの拠点、市民セ
ンターむかいしま「ココロ」が5月連休明けにオ
ープン、9月には生徒、教職員約900人をかか
える尾道中学校高等学校が元尾道工業高校跡に移
転。「市民にとって必要な航路で存続に向け取り
組んでいきたい」(平谷市長)と回答した。
 市はたちまち町民の総意を反映した区長会の陳
情書を向島運航側に伝え、向島運航の結論を踏ま
え今後の対応について協議する段取りにしている。
 尾道水道の風物詩として親しまれ生活航路の渡
船はここ10年余りで7航路から4航路とほぼ半減
した。高齢化社会を迎え、交通弱者の海の足を確
保するうえから欠かせないものになり駅前渡船の
航路存続の声は高まっている。
 〜陳情書の転載は省略します〜

観光で向島に渡る方は、当面駅前の東にある
福本渡船、尾道渡船をご利用下さい。



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