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2008年8月21日(木) 「稜線山海帰」28日から白樺美術館 村上宏治さん写真展を 「今こそ古人から学び知る」 |
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写真家で尾道大学非常勤講師、尾道市文化財保 護委員の村上宏治さんの写真展「稜線山海帰」が 28日から、久保3丁目の尾道白樺美術館で開かれ る。10月12日まで(火曜と水曜は休み)。 尾道大学美術学科教育・研究プロジェクトが主 催し、市教委、山陽日日新聞社などが後援。 仏教美術をライフワークにしている村上さんに よる、浄土寺を舞台にした作品群「観想の空間− 信仰の美術」と、尾道沖の備後灘の風景をおさめ たシリーズ「知の牙城−自然美との対話」で構成 する。 村上さんは作品展に向け、次のようなメッセー ジを記している。 人は、自然と生きるのではなく、人は、自然の 中で生きられるのだ。 何もかもが今から思えば、不自由な古(いにし え)の先人たちが築き上げてきた文化とは、自然 の中で如何に生きるかの、模索の中で生まれてき た必然的なことぱか そのスピリッツは自然に従うことだった。自然 観察から生まれてきたイメージが、形となり信仰 となり技となっていった。「必然性から生まれた、 カ・タ・チ(形)」、文化・歴史はすべて人が自 然に学びイメージした事によるものだった。 五感と六感を使った古人(いにしえびと)に今、 現代人は学ぱなくては。知ることで得る、無くし てきたものを振り返りたい。 |