2008年7月19日(土)
 日本画で数々の業績
  高垣末三さんが初の個展
 尾道日本画協会会長を務め、87才となった現在
も矍鑠として活動している栗原町、高垣末三さん
の「日本画小品展」が西御所町、喫茶バンプーで
開かれている。31日まで。
 マツダの車、山陽工業、製鐵原料など企業の看
板を手掛けていた高垣さんが講師の指導を受け、
本格的に日本画を始めたのは25年前、このたび初
めて個展を開いた。
 創造展入選2回、県美展では大賞に次ぐ奨励賞
と入賞、入選が4回、市美展では無鑑査優秀賞を
受賞し委嘱を拝命、絵のまち四季展では銅賞、秀
作、入選2回と輝かしい実績を挙げた。
 展示されている作品は四季展の秀作「摩尼山眺
望」、朝焼けが美しい「向島ドッグの黎明」とこ
れと対照的に浄土寺山頂から見た「夕映えの尾道
水道」、桜が満開でライトアップされた「西国寺
夜景」、山の頂上に雪が降り始めた「深秋の大山」
など写真と見間違うような精緻なタッチでありな
がら、そこなかとなく風情を感じさせる作品が人
の目を魅了していた。

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