2008年4月3日(木)
 4日、萌え木の里
  地域の中で就労訓練を
   本通り中央街「大理石アイス」店オープン
売り場の様子
主なメニュー
 知的障害者通所授産施設ワークアップを運営し
ている新高山2丁目、社会福祉法人萌え木の里
(三宅春美理事長)が4日、福祉ショップの「ア
イスカフェBINGO」を土堂2丁目の中央商店
街にオープンさせる。新しい食感で人気が高まっ
ている大理石アイスを目玉商品に、「障害者が地
域の中で当たり前に、自然体で働ける場にしてい
きたい」と意気込んでいる。    [幾野伝]

 萌え木の里は知的障害者の就労支援を主な事業
として2005年4月にスタート、今年で4年目にな
る。現在、通所授産施設ワークアップは27人ほど
が利用している。
 これまで他の福祉法人が旧市街地でショップを
開店するものの継続しての運営が難しいという現
状はあるが、「尾道のメイン通りで地域の人とと
もに仕事することで、訓練の場にもなれば−」と
アイスカフェのオープンを決めた。
 メインの商品は、マイナス10度Cに冷えた大理
石の上でフルーツなどとアレンジ(トッピング)
する「石板アイスクリーム」(商品名はもんじゃ
アイス)。県内ではまだ珍しく、備後地区では
「おそらく初めて」とあって話題性もある。
 昨年11月頃から構想を練り始め、今年1月から
本格的に開店に向けて準備してきた。店の改装資
金では県と市から補助を受けた。交渉を進めてい
た横浜市の専門業者「八景島リトルダーリン」が
石板機器の購入や設置、試運転などで全面協力し、
商品であるアイスクリームについても特別に卸し
てもらえることになった。
 「バナナチョコ」(450円)やヨーグルトア
イスにフルーツを入れた「フルーツパラダイス」
(450円)をはじめ、本格チーズケーキと3種
類のイチゴを混ぜた「トリプルペリーチーズケー
キ」(550円)など5種類を用意(=写真下)。
作業指導員で施設責任者の三宅篤さんは「将来的
には尾道の柑橘類を使ったオリジナル商品も開発
したい」と意気込んでいる。
 施設利用者2人と三宅さん、学生アルバイト数
人で運営していく。他には飲み物や尾道のみやげ
物、因島の作業所で作られた木工製品なども置く
予定。
 「初めて商店街に出てきて、これまでにも近所
の多くの方に助けて頂いた。障害者が地域の中で
当たり前に働ける場として自然体でやっていきた
い。お客さんと交流し訓練することで、将来的な
就労にもつながれぱと思っている。気軽に立ち寄
って頂きたい」と開店準備に忙しい三宅さん
(=写真上)。
 毎週木曜日が定休で午前10時から午後5時まで。

正確な場所は分かりませんが、土堂2丁目の中央商店街は
下の地図の尾道郵便局あたりから中国銀行までです。


このあたり、北に渡れば喫茶「こもん」
南に行けば市役所近くに「あいすキャンデー屋」と、
春夏の散歩に嬉しい冷たい物の名物が固まっていて
楽しい場所になってきました。ぜひご利用を。



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