2008年3月6日(木)
海と橋の時代の移ろい
 土本寿美さん「カメラの記憶」
作品群を前に
 ファインダーを通して海と橋の時代の移ろいを
追跡した土本寿美「カメラの『尾道』パネル展」
が向島町小歌島、画廊喫茶・檸檬の樹で開かれて
いる。23日まで。
 郷土写真家、土本さんが半世紀以上、カメラで
とらえた海と橋の風景のなかから昭和43年3月開
通した尾道大橋の開通式の模様、同年7月竣工し
た真っ赤な向島大橋、58年12月に供用開始された
因島大橋の人波あふれる歩行者天国、そして兄弟
橋として平成11年5月に並んだ新尾道大橋の橋桁
のドッキング風景と懐かしい写真が展示されてい
る。
 海は今はすたれた干汐沖の海苔の養殖場に差し
込む朝日、岩子島海水浴場の夕日、ライトアップ
された兄弟橋、住吉神社の灯りまつり、旧日立造
船跡地のクレーンのライトアップと住吉祭りの花
火と光の競演は土本さんならではの作品で見る人
を魅了していた。
 土本さんは「対岸の商議所記念館、街かど文化
館で造船のまち尾道展が開かれ、造船に関連した
海や橋をテーマに写真展を開いてみました」と話
していた。

場所はこちらの「れ」



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