2007年8月1日(水)
岩子島厳島神社「管絃祭」
 幻想的な「平安絵巻」
  提灯がゆらめき優雅な調べ
提灯の並んだ船
 向島町岩子島、厳島神社「管弦祭」が29日夜催
され、岩子島海水浴場沖合で御座船、伴走船の提
灯がゆらめき幽玄な調べが響き、幻想的な平安絵
巻が繰り広げられた。
 岩子島民俗伝統保存会(三阪博幸会長)主催で
復活して11年目。祭りは町内外から1000人を越え
る観客が訪れた。
 永山宗忠宮司が管弦船の巡幸の安全祈願おこな
い、午後6時半、西の筆掛山の山の端に夕日が沈
みかけると松明を焚いた、さいとう木船を先頭に
御神体の天秤を安置し大提灯を飾りつけた御座船、
そのあとに伴走船2隻が真っ赤な大鳥居前から出
発、塩釜神社沖合の尾道水道をゆっくり旋回した。
 白河昭彦組長らが鯨島に上陸、海の守り神「鯨
島神社」に御神酒を供え、海運の隆盛を祈った。
 夜の帳が降り暗闇につ つまれると鯨島から御
座船など4隻が岩子島海水浴場に戻り、鉦、太鼓、
笛による「チャンギリ」、「笙の笛」の雅楽の調
べにのり大鳥居の前の海面を旋回。4隻の提灯船
の競演で海上をゆらめく幻想的なシルエットは平
安絵巻を彷彿させ、観客を魅了した。
 大鳥居前に御座船が着くと永山宮司が出迎えの
神事を執り行い、御神体の天秤を陸に上げ、リズ
ミカルな天秤太鼓にあおられながら、伝統保存会
や子ども会のメンバーが四方の縄を引っ張り合い
天秤を動かし厳島神社社殿を回り奉納した。
 天秤は再び御座船に乗せられ管弦の調べにのり
ゆっくりと海上を回った。
 岩子島厳島神社は安芸の宮島に次ぐ古社である
と伝えられ、江戸時代寛永9年(1632)に再建さ
れた記録が残っている。祭りも宮島の管絃祭の流
れをくんでいる。

場所はこちらの「い」



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