2007年7月22日(日)
新作と同時に
 お帰りなさい《転校生》
  25年ぶり古里でスクリーン上映
原作者山中恒さんと大林宣彦監督
 26年前に大林宣彦監督(69)によって尾道で撮
影された映画《転校生》(1982年公開)と新作
《転校生 さよならあなた》が23日、しまなみ交
流館でダブル上映される。監督が若者・子供達と
舞台で語り合う時間もあり、尾道らしい″転校生
一色″の一日になりそう。なお原作者の児童読物
作家、山中恒さん(76)が急病のため参加出来な
くなり、同氏による講演会は中止となる。
                 [幾野伝]

 《転校生 さよならあなた》は信州長野を舞台
にした角川映画で先月23日に全国一斉公開、尾道
で作られ傑作と称される《転校生》は松竹の配給
だったが、現在は東宝に上映権が移っているなど、
興行面での調整をフューレック(福山市)が行い、
2本の《転校生》上映会に漕ぎ着けた。旧新が揃
って上映されるのは全国でも映画の古里・尾道だ
けとなる。
 主催は市民有志でつくる『転校生』尾道上映実
行委員会(大田貞男会長)。尾道市と尾道市教育
委員会、山陽日日新聞社が後援し、市内外の多く
の企業・団体が支援、今年秋で開店30周年になる
茶房こもんが特別協賛している。
 旧新作がそれぞれ1回づつ鑑賞できる前売りチ
ケットは高校生以上の大人2000円(当日2800円)、
中学生以下の小人1600円(同2000円)。啓文社の
新浜、CORE福山西、尾道福屋ブックセンター
の各店とロープウェイ乗り場観光案内所、甘味処
ととあんなどで販売している。
 (=写真は劇場公開初日の先月23日、東京新宿
で大林監督と原作者の山中恒さん)。

「転校生 さよならあなた」公式ページ



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