2007年7月10日(火)
独自の情報を
 アナログ的なマップに
  「路地ニャン公」4年ぶり改訂版
マップ
 久保3丁目、ビサンゼセッション(大崎義男社
長)が企画、制作した観光タウンマップ『おのみ
ちミシチャラン』の改訂版が完成し、観光案内所
や掲載店などで無料配布されている。
 欧州の権威あるガイドブック「ミシュラン」を
もじった『おのみちミシチャラン』は2001年、あ
らゆる携帯電話やパソコンを使ってリアルタイム
に情報が取り出せる数字6桁のギガコードなどデ
ジタル情報を前面に押し出して発行(3万部)。
さらに03年には、デジタル情報を見易く工夫す
るなど改訂して第2弾の5万部を作った。
 しかし、「尾道を訪れた観光客には、携帯電話
を使った情報のデジタル化は思っていたほど魅力
がないことが判明した」(大崎社長)ことから、
第3弾となる今回は、アナログの情報にこだわっ
た。新しく西久保町、常称寺の大屋根の不思議な
どに迫っている。
 イラストレーションは川口協治さんが担当。マ
ップ案内役のキャラクターには、今回も人気の
「路地ニャン公」を登場させ、オリジナルの俯瞰
的な旧市街地の地図、「尾道の人もあまり知らな
い」という独自に拾い集めた意外な情報などを文
字と写真で分かり易く表現した。独自に厳選した
飲食店や土産物店も紹介している。
 一方これまでのデジタル的な情報は、1日に平
均650件のアクセスがあるという同社のホーム
ページ「路地ニャン公のおのみちホッと情報」
(http://bisan.co.jp)に集
約した。
 大崎社長は「せっかく訪れた尾道では道に迷い
ながら実際にその物を見て、手で触れて感じてほ
しい」と話している。
                 [幾野伝]



ニュース・メニューへ戻る