2007年5月17日(木)
 後藤さんが初個展
  四季展銀賞 質感を感じさせる水彩画
作品と作者
 絵のまち尾道四季展で銀賞に輝いた後藤俊夫さ
んの「水彩画展」が新浜一丁目、画廊喫茶あすな
ろで開かれている。31日まで。
 今回の四季展で水彩画が初めて応募対象となり、
後藤さんはいきなり銀賞を受賞。鳴滝山から岩子
島、向島町、因島大橋、遠く四国を遠景した「黎
明瀬戸」がグランプリ、金賞に次ぐ大賞を射止め
た。
 四季展に出品した20号より小さい10号の同じ作
品を展示しているほか油絵としか思えない東京の
フランス料理店を描いた「街角(六本木)」、尾
道の住吉浜や尾崎漁港の船だまり、満開の重井の
除虫菊畑、スケッチ旅行した信州御嶽山など風景、
パンジーや紫陽花、シクラメンの花々の作品が並
べられている。
 水彩画を描くのに下書きの鉛筆の線を消してい
くが後藤さんは絵に質感を漂わせるため鉛筆の線
を残し、水彩画とは思えぬ作風に仕上げている。
 「四季展の受賞が励みになり初めての個展を開
くことになりました。地元の尾道の人に見てもら
いたいです」(後藤さん)と語っていた。
 退職後、老人大学で上石田勲氏に水彩画を学び、
現在、生彩会に所属。中央展では一線美術会で新
人賞、市美展で議長賞、労美展で同盟議長賞を受
賞している。

場所はこちらの「あ」



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