2007年4月8日(日)
ユネスコ絵画展
 「地味な船の存在輝き」
  尾道の菅原瑶子さん全国特選に
 「全国でも通用する力強さを感じる−」と尾道
で高く評価された高校1年、菅原瑶子さんの絵画
作品が、全国コンクールで特選に選ぱれた。
 「世界遺産も!身近なものも!」をキャッチフ
レーズに、日本ユネスコ協会連盟(松田昌士会長)
とあいおい損害保険鰍ェ主催、全国の小・中学生
から募集した第9回「絵で伝えよう!わたしの町
のたからもの」絵画展で、菅原さんの作品は尾道
ユネスコ協会(稲田全示会長)による昨年秋の第
一次審査で最優秀賞に選ぱれて全国審査会に進ん
でいたもの。
 全国各地にある61のユネスコ協会に合わせて2
万3402点が寄せられ、それぞれの第一次審査で選
ぱれた優秀作品177点について2月、平山郁夫・
UNESCO親善大使や福井爽人・東京芸術大学
名誉教授らが審査、大賞3点と特選9点が決定し
た。
 菅原さんの作品は、栗原中3年生の時に住吉浜
の岸壁の風情を描いた「石油運ぱん船」(=写真)
で、「尾道水道で黙々と働いている地味な船の存
在が深い輝きとなって表れ、魅力のある作品」と
評価された。先月27日には東京のあいおい損保本
社で表彰式があり、出席した。
 稲田会長(尾道大教授)も昨年の尾道審査会と
表彰式の席上、「この作品には驚いた。全国でも
通用する力強い作品。将来が期待できる」と絶賛
していた。来月には日本ユネスコ協会連盟の通常
総会の会場でも展示される。
                  [幾野伝]

転載責任者メモ:素晴らしい作品ですが、作品の著作権に配慮し小さく表示しており
        ます点ご了承下さい。
        尾道は絵、写真の素材になる風景が溢れており、絵が趣味の方には
        ぜひ訪れていただきたいところです。

        この船は尾道水道でよく見かけます。横に○○石油と大きく書いて
        あるので、他の漁船などと簡単に区別がつきます。橋でつながった
        島にはトラックでも運べますが、周辺には船でしか行けない島が
        多くあるので、こういう船の活躍はこの先も続くに違いありません。
        そんな生活の片鱗が見えるのも、尾道・瀬戸内旅の魅力です。
        


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